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"「結果を出す人」はノートに何を書いているのか実践編"の感想

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私は、前作の"「結果を出す人」はノートに何を書いているのか"を読んでいません。ですが、私は仕事でのノートをとるのがうまくないといつも悩んでいたので解決策がないかと思い本書を手に取りました。

私は基本的にPCの前で仕事をするために、メモやタスクは全てデジタルです。また、wikiを使って情報をまとめる習慣を身についています。このため、ノートはどちらかと言えばPCの前で座ってできないケースでのみ使用しています。

プライベートでは電車の中で小さいノートに書き物をすることはあります。記載する内容は、アフォーメーション("やればできる子だから"とか)、目標や今書いているブログやプログラムネタを考えることに使っています。それ以外の事は基本的にはwikiに記載しています。Twitterやmixiの日記は作業報告程度しか書きません。

ですが、自分でもうまくいっていないと思うのはタスク管理と時間です。

一時期Google Tasksを使っていたのですが、私には合いませんでした。理由は終了タスクが90日後に消えることです。本書でも指摘されていますが、タスクを終わったからと言って削除するのは経験を消滅させることになります。非表示にはできてもデータ的に削除しないほうが良いと私も思います。

また、Google Siteのリストは終了したタスクを非表示にすることはできません。これでは将来的に管理が容易でなくなります。

このため、今はタスク一覧を記載して、終わったら下の方に持っていっています。手動で行っているため、見た目があまり良くありません。このあたりを改善できるサービスがほしいです。

本書ではノートの記載方法に関して、コーネルメソッドや半分ずつ使用する例をあげています。これはまねてみたいと思っています。そういえば、wikiに似たような機能が存在しませんね。

Wikipediaに使用されているMediaWikiは編集ノートがありますが、一覧できません。このあたりは、情報を整理することを前提のwikiと情報をとるためのノートの違いなのかもしれませんが、私程度キータイピング速度でもPCで議事録を取ることは可能なため、wikiにも似たような機能があっても良いかも知れません。

本書で勉強になったのは以下の点です。

・失敗事例もメモする
・作業時間を記載する(予想よりも早く終わらせるなどのモチベーション動機のため)
・シンプルマッピング

このあたりは、wikiでまとめるときでも記載したほうが良いと思います。経験を残すためにもやってみたいと思います。

また、高級ノートを勧めています。裏紙ぽいと通じるところだと思います。やはり高いものや身銭をきったものほど大切にするものです。私もモレスキンあたりを使ってみようかと思います。

私は基本的にはwikiやテキストエディタで経験を残してきています。ですが、途中経過の経験を残さない箇所や作業予想時間や結果時間を残してきませんでした。このあたりを記録してみようかと思います。

ノートのとり方の本を読んで一番思ったことはwikiの方式ではメモやタスクを管理するには問題があることです。このあたりを改善するサービスとかあっても良いように思えます。

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