ITmediaのブログで「情報格差を解消する取り組み」紹介した理由
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ITmediaのブログで「情報格差を解消する取り組み」紹介した理由
筆者は東日本大震災が起きた後、ITmediaのブログに情報格差を解消する取り組みについて連載をしました。地震で大変なときになぜ「デジタル図書を作る取り組み」を数回に分けて紹介していこうとしているのか。というのは、これから日本を復興していくために「情報格差」を解消していく取り組みが必要なのではないかと考えたからです。
「その心は」と言いますと、
- 被災した人たちへの情報がなかなか伝わりにくいこと
- 情報伝達をきちんとしていかないと物資の輸送も滞るであろうこと
- Twitterなどで震災・原発に関するデマの情報も流されたが、事実かどうかの区別をするのは個人では難しい面もあること
- 風評被害で安全な食べ物も日本では価格が下落していること
- 風評被害が出ていることで日本製の製品を買うと危険という認識が外国でも生まれているとの話を聞いたこと
など、地震に関連したさまざまな出来事のなかから体感していたからです。
正しい情報を選別するために
「ウェブ・リテラシー」という言葉は前からありましたが、「正しい情報を自分で選別して受信し、事実に基づいた情報を個人が発信していくスキルへの関心」はソーシャルネットワークへの関心に比べるとまだ低いのかもしれません。
正しい情報を選別するために、「情報格差」を解消していく取り組みが必要に感じております。そのためにはアクセシビリティについて考える必要もあります。そこで、多くのIT関係者が読んでいるITmediaのブログで、pdfファイルを音声で読み上げる方法を紹介することにしました。
>>「Adobe Readerの読み上げ機能で読書のユニバーサルデザイン(UD)を実現する取り組み」につづく
編集履歴:2013.12.19 17:38 「Adobe Readerの読み上げ機能で読書のユニバーサルデザイン(UD)を実現する取り組み」のはじめにの部分から、執筆動機に関する部分を独立させました。見出し、冒頭と最後の一文を追加しました。2014.6.22 13:50 題名を「情報格差の現状」から改めました。
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