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2020年 SIビジネス・10大予想 予想7:ユーザー企業がSI事業者と競合する時代を迎える

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SIerに依頼してやっていたら1億円はかかっていたでしょう。しかし、3ヶ月で内製したので、社内の人件費だけですから400万円程度でできました。しかも、内部なので、常にユーザーやビジネスの現場からのフィードバックをうけ、どんどんとアップデートを繰り返しています。明日とか来週とか言う話しではなく、10分後には問題を解決していることもありました。結果として、顧客の満足度は高まり、利用も増えて、得られた収益は莫大な金額となっています。」

あるサービスを立ち上げた経験を金融関係のCTOから伺った。

「いま、社内のサービス開発で手一杯ですが、2ヶ月後くらいなら、引き受けることはできますよ。まあ、3ヶ月もあればできるでしょうから、たいして費用はかかりませんよ。」

あるサービスの開発をしてほしいと、製造業でサービス開発している責任者に相談したところ、こんな回答を頂いた。彼らは、社内だけではなく、社外の仕事も引き受けてくれる。あるSI事業者に同様の相談をしたところ、5千万円、期間も半年は最低でも欲しいとのことだった。

彼らはクラウドを最大限に活かしつつ、高速に開発を回し、それを事業の成果に直ちに結びつけている。もちろん、「サービス」を開発しているので、事業の進捗を常に見ながら現場のフィードバックに即座に対応している。

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かつてモノが中心でビジネスが回っていた時代には、作って納品するシステム開発が受け入れられてきたが、サービスは現場との対話によって、常に進化し続けなければ使われなくなってしまう。だからできるだけ早く開発してサービスをローンチし、ユーザーのフィードバックをうけてアップデートも高速に行い、変化する現場に合わせて、常に最適を維持してゆかなくてはならない。アジャイル開発やDevOpsが普及するのは、このような背景があるからだ。

彼らに工数を稼ごうという考えはない。むしろ少しでも工数を減らし、できるだけ早く事業の成果を引き出したいと考えている。そのために知恵を使い工夫をし、ノウハウを磨いている。そんな彼らが、SI事業者の競合になるだろう。

クラウドが提供するサービスやOSSの類は、そんな彼らを後押しするかのように機能や使いやすさを高めている。

このような常識が生まれつつある中で、いままでのやり方にあぐらをかいていたら、SI事業者は仕事を失ってゆくだろう。工数すなわち労働力ではなく、技術力で稼ぐ。あるいは、自らもサービスを提供し稼ぐ。まだ工数で稼げるうちに手を打たなければ、やがて何もできなくなってしまう。何よりも、こういうことができる人材、つまり新しいことに好奇心を持ち、直ちに取り組み、スキルを磨いていける感性を持つ人材が、いなくなってしまう前に、自分たちも変わる必要がある。

2020年 SIビジネス・10大予想 

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【新規】情シスへの依存がビジネスを萎縮させている(1) p.184
【新規】情シスへの依存がビジネスを萎縮させている(2) p.185
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【新規】新しいデマンドを開拓できない(1) p.187
【新規】新しいデマンドを開拓できない(2) p.188
【新規】新しいデマンドを開拓できない(3) p.189
【新規】「木こりのジレンマ」に陥っている p.190
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【新規】FIDO2とSSO p.111
【新規】本人認証の方法 p.112

クラウド・コンピューティング編
【新規】クラウドがもたらす本質的な変化 p.21

サービス&アプリケーション・先進技術編/AI
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【新規】新しい学習法 p.105

テクノロジー・トピックス編
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