白内障の手術を受けるまでの経緯が大変だったので、参考までに記録しておく。
5月末に白内障の手術(左眼だけ)を受けた。
いやあ、恐ろしい手術だった。大変だった。
その恐ろしさは、話すと長くなるので今日はわきに置いといて、白内障手術に到達するまでが紆余曲折だったので、それをシェアしたい。
手術前の左目は、モノが二重三重に、しかもぼんやりとしか見えないという状態だった。遠くにも近くにもピントが合わない。
視力検査では、「なんとなく見えるでもいいので答えてください」という指示に従い、答えるものの0.3とかそんなもんだったか?そして二重三重に見えているので、矯正しても最大で0.5だった。しかも、二重三重に見えている0.5なので、道路を歩いていても向こうから来る人の顔は判別できない。駅の表示なんてほぼ見えない。
気づいたのはコロナ禍の2022年か2023年くらい。
在宅勤務でPCを見る時間が爆上がりし、PC用メガネの度数が合わなくなってきたので、jinsで眼鏡を作ろうと出かけた。
検査をしてくださったスタッフが
「あれ、左目は、矯正効かないですね」と仰る。
自分でも感じていたのだが、「どこまで何をいじられてもピントがあった気がしない」という状態だったのだ。
「え?ピント合う箇所、ありませんか?これが限界ですか?」と尋ねると
「これ以上の視力出ないですね」
「なぜでしょう?どうしましょう?」
「はっきりしたことは言えませんが、僕の経験ですと、こういう方は、白内障であることが多くて、一度、病院に行ってみたほうがよいと思います」
60歳になったばかりのころで、パソコンとか本とか見づらいなぁ、とは思っていたのだけれど、「老眼が進んだ」と思い、「コロナ禍で在宅勤務でPCばかり見ているからだよな」とも考えていたのだけれど、そうじゃないんじゃないか、というのがこのスタッフの口ぶりだった。(jinsの方には深く感謝している)
さっそく、眼科①に行った。以前、中心性漿液性網脈絡症(あってる?)の治療で通っていた近所の眼科だ。
「うーん、確かに、白内障は薄ーく出ていますけど、手術する程度ではないですし、視力は、日によっても異なるので、経過観察で」
となった。
3か月後くらいに再度眼科①へ。同じことを言われ、困ってしまい、たまたま出会った眼科医の友人に相談。友人が勤務している病院を受診。つまり、眼科②。
「淳子さんの白内障、確かに手術適応というレベルではないけど、左眼だけ、乱反射(と言われた気がする)しているかも」
なるほど。
そして、さらに様子見。
その後、近所に眼科③が開業したので、そこにかかったものの、やはり、見立ては同じ。3件連続で同じことを言われて、様子見。
2024年になって、全然良くならないので、家族に愚痴ったら、
「東京で眼科といえば、●●眼科。思い切ってかかったら?ダメ元じゃん」と言われ、思い切って、受診。
ここでは、「急激にこういう風に目が悪くなるということは他の要因も考えられるので、脳のMRIも撮りましょう」と近所のMRIやっているクリニックを紹介されて脳も診てもらった。脳腫瘍とか脳神経がどうしたこうした、の可能性を探るとのこと。
結果的に脳には以上なし。
視野検査とか、初体験の様々な検査も行い、あれこれ「白」判定が続き、また3~4か月後に来てください、を繰り返すこと3-4回。
この眼科④でも「様子見。手術するほどでもないんですよね」と毎度異なる医師に言われていたのだが、最後の最後、2025年秋ごろだったか、「原因わからないのですが、他に原因となることも見つからないので、白内障の手術を受けてみるというのも一案です」と言われたのだった。
「ただし、視力回復するかどうかはやってみないとわからない」とも。
ん?それは、どういうこと?と思い、そんな一か八かなのは嫌だなぁ、と思い、遠くまで出向いて、手術受けなくても、手術というのなら、近所の最新眼科③に戻ってもいいんじゃないかと、再度眼科③へ。
この眼科③の院長がよく聴くと、眼科④でも活躍されていた方だそうで、「眼科③でこう言われたのですが、どうもしっくりこなくて」と言うと、「うーん、いろいろ再度検査しましたが、僕が眼科③の医師だとしても、"手術してみますか?"と言いますね」とのこと。
そうか、そうか、そうなのか。ここで腹が決まる。
「やってみないとわからない。が、田中さんの場合、消去法で白内障かも知れないな、それが原因かも知れない、としか言いようがない。手術しても良くならないかも知れない。それを納得の上、手術してみます?」と。
ここまで3年はかかっていて、悪くなる一方だし、思い切って、手術を受けることを決意したのだった。
5月末、左眼だけ、手術を受ける(日帰り)。
(怖かった!)
手術翌日、大きなガーゼをはがした瞬間の感動は忘れない。
裸眼で遠くまでぱきーーーーーーーーーーーーーーーーっと見える。
ランドルト環が1個になった!(これまでは3つくらい重なっていて、それぞれ違う方向が開いているように見えていたのに)
人の顔も良く見える。
何もかも鮮明になった。
ああ、白内障だったんだ。
結果オーライとはこのことだ。
辞書の「結果オーライ」の解説や用例に私の白内障手術を使って欲しいくらいだ。
世の中は鮮明だった。
こんなにもはっきりしていたんだー。
忘れていた。
手術日は、私の前後の方たち、皆5-60代だった。高齢者が受けるものと思っていた白内障の手術だが、聴けば「結構、最近は皆さん早めになさいますよ。ほぼ全員が受ける手術なので」とのこと。
とーっても恐ろしい手術だったので、若いうちに受けてよかった、とも思った。
「3年以上、モノが二重三重に見えていたんだけど、手術で治った」という話をすると、たいてい、「よくそんなに長期間我慢しましたね」と言われるのだけれど、いやそうじゃない。原因が特定できなかっただけで、ずーっと通院していたんだよ!と声を大にして言いたい。
不調だからちゃんと通院していた、けれど、「白内障と断言しづらい」と医師(これまで関わった眼科医は、病院として4つ、医師としては7人にのぼる)との見立てで、ここまで長引いただけなのだ。
身体のことはなかなかわからないものも多く、特に、眼は「主観」が大きく、「個人差」がでかく、それが他人(医師)にも伝わりづらいという面もあるらしい。
この話がどなたかのお役に立てば幸いである。
続く。