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文系学部からITベンチャー企業へ進んだ男が考えていること、感じたこと、未来のことなどを書きます。

2025年8月の挑戦、富士山登頂(チャンスとチャレンジと)

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こんにちは、穂苅(@tomoyanhokarin)です。

2025年お盆、僕は富士山の麓にいました。

その理由はもちろん、「富士登山」です。
日本で一番高い場所に自分の足で登るというのは「いつかはやりたいこと」でした。

運良くお誘いいただいたということから、折角のチャンスだと思い2025年チャレンジすることにしました。おそらく、お誘いがなかったら「いつかはやりたいこと」としてあと5年〜10年はやっていなかったと思います。

実際の富士登山ですが、準備はバッチリでYouTubeなどでたくさんの関連動画を観て頭の中でのシミュレーションも完璧。唯一、登山経験が高尾山位しかないという圧倒的経験不足ではありました。

ただ、「定年退職されてから富士登山をする人もいるので30代の自分は体力的にはなんとかなるだろうという、体力でカバーすればいいか」という若干軽い気持ちで本番を迎えました。

富士登山のリアル

本番当日、東京駅からバスに乗り2時間半くらいで富士吉田の吉田ルートの5合目まで来ました。東京は35℃くらいあったなかで、さすが富士山の5合目。標高約2,305mということでかなり涼しく感じる驚き!

そこから標高に慣れるために1〜2時間くらい食事や着替えなどで時間を使って13時前から登頂開始です!

最初こそ余裕を出して歩いていたのですが、意外と辛かったのは薄い空気と過酷な道。

標高2000メートル位になると平地の80%程度の酸素量になるようで、スタート地点がから酸素量が低い状態だったこともあり、歩いているとだんだんつらくなってきました。100メートル歩くと普通に歩いていても息が上がってくるようなイメージです。

更に追い打ちをかけたのが、富士山の道です。言うなれば「ロッククライマーか!」と思うような道をズンズン進む必要があり、いわゆる登山とは全く違う道にびっくりしつつ、これはYouTubeでは分からない険しさだったので辛かったです。

「六根清浄、六根清浄」と言いながら富士講の多くの人が登ってきたということを富士山に登りながらガイドさんから教えてもらったこともあり、人間の強さやたくましさ、自然への畏敬を感じました。
ちなみに、「六根清浄」は六根=視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚、意識の六つの感覚を指し、これらを清らかにすることで山の霊力で身心も清められると信じられているものです。

3.5時間くらいかけて7合目の山小屋に到着。

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山小屋ではやることが「寝る」「食事」「ぼーっと外の景色を見る」くらいしかなかったのですが、2日目は御来光とお鉢めぐりからの剣ヶ峰というメインディッシュが待っていたので、5時くらいに夕食を食べたらすぐ睡眠。夜中12時起きの12時半出発で真っ暗な中ロッククライミング再開。多少早めだったこともあってか、ニュースでよく見る御来光渋滞を少し回避しながら登っていき、4時くらいに登頂!

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酸素がだんだん薄くなる中で呼吸も苦しくなり辛い場面もいくつもありましたが、ガイドさんにも応援されながら日の出前に登頂できました。

しかし、今回の僕のテーマは

  • 「チャレンジ」
  • 「やるならとことん」

だったので体もメンタルも辛かったですがそのまま休憩無しでお鉢めぐりへ。

(お鉢めぐりはこれです:https://www.fujiyama-navi.jp/entries/50e8M

真っ暗な中、富士山の山頂をぐるっと1周。今回登った吉田ルートからは真反対の場所にある「剣ヶ峰」を目指してまずはひたすら歩くわけですが、酸素は薄いものの険しい道がそんなにあるわけでもなかったためズンズン進みました。
そして1時間弱で剣ヶ峰まで到着。「ここが富士山で一番高い場所か〜。周りを見ると今まで歩いてきたお鉢の道とその先にある夜明け近い、うっすらとグラデーションが見えるか見えないかくらいの空。そしてまだしっかり見える星空。美しい。」

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ここまでの苦労が消えるような感覚、というとテンプレチックですが本当にそう思いました。そこで記念写真。

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剣ヶ峰に立ち寄った後は、お鉢めぐり残りの半周をしながら御来光のタイミングを探ることに。ちょうどいいくらいの場所でバッチリ御来光も見ることができ、ガイドさんに教えてもらった影富士も堪能しました。

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山頂を満喫した後に、山頂価格の豚汁をいただき下山に入ります。下山もなかなか大変でした。
砂利道をひたすら3〜4時間下り続けるというのがこれほど大変なのかというくらいの体験です。何が大変かというと、まずは景色があまり変わらないので飽きます。更に足の取られる道をひたすら歩くので靴が合っていないと足の痛みが辛くなります。

結局9時半くらいに下山完了し、長い長い1日のメインイベントが終了しました。

チャンスと社会人は山登りのようなものかも

結果的に今回行って良かったです。でもそもそもお誘いがなければ自分だけだと今年行くという判断にはならなかったと思います。「いつかはやりたい」と思ってはいても、今年やろうと思うのはなかなか大変なことです。

ですので、チャンスがあったらすぐやる・やってみるというスタンスを大事にしたいと思いました。もちろん自分の中でやりたくないものや自分の正義に反するものはしなくてもいいですが、「どうしよっかな」くらいの挑戦であればやってみるのが人生を豊かにする秘訣だなぁと実感しました。

また、社会人というのは山登りのようなものだなぁとも思ったり。平坦な道、急なロッククライミング、足が取られてうまく進まない道、教えてくれる人・助けてくれる人の存在、目標を達成した先にある素晴らしい景色、そこで気づく意外な気持ちなどなど山登りにも例えられるなと感じています。

9月からもいろいろな新しい挑戦をしていく予定ですがこの気持ちを忘れずに日々を過ごしていきたいと思います。

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