人が、本能からモチベーションを欲している状態
こんにちは。穂苅(@tomoyanhokarin)です。
今回は、
人間が目標に対して「本能的に」モチベーションを上げる仕組み
について取り上げてみます。
こんな質問されたことありますでしょうか?
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カフェでスタンプカードを手渡されました。
次のAとBの内、自分がスタンプを集めよう!と思う方はどちらですか?
A:10個集めたらコーヒー1杯無料と書かれたスタンプカード
B:12個スタンプを集めたら1杯無料と書かれたスタンプカードで、すでにスタンプが2つ押してある
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はい。
おそらく9割の人が、Bと答えるのではないでしょうか。
一見、自分が集める必要のあるスタンプの数は同じ10です。
しかし、なぜBを選んだのでしょうか?
これが今回の本題で、目標勾配効果というものです。
意味を見てみます。
[コトバンク]
目標勾配(読み)もくひょうこうばい(英語表記)goal gradient
心理学用語。一連の反応を含む学習 (たとえば迷路学習) において,目標に接近するにつれ,次第に学習の効率 (誤りの減少) が増加すること。
心理学で使われている用語で、
要するに、
ゴールがあってそこに少しでも進んでいる自分を感じると人間はモチベーションが上がっていく
ということです。
今回はスタンプカードを埋めるとコーヒーがタダで飲めるというゴールがあります。
Aは、自分がまだ進んですらいない状態なのでモチベーションもクソもない状態ですが、
Bはすでに2個も進んでいるのだからこれから目標達成に向けて頑張ろう!
と思うのでモチベーションを仕組みで上げることに成功しているのです。
学習に当てはめた場合
目標達成効果を学習に当てはめてみます。
すると、どうでしょうか。
先すぎる目標、ふんわりしている目標では勉強が続いて3日がせいぜいです。
しかし、ふんわり目標をマイルストーンごとに分割して、目標を目に見えるところに設置していったらどうでしょうか?
不思議とモチベーション上がっていきますよね。
例えば、
2ヶ月後にWordPressの構築案件をクラウドワークスから受注するために、今週中にWordPressの基礎講座を終わらせる。
そしてその翌週には自作のプラグインを作成しGitHubに公開、その翌週はStart BootstrapなどのデザインからWordPressのテーマ化をしてみる
といった具合です。
もっと細かく目標を設定してもいいと思います。
ビジネスに当てはめた場合
小売や飲食店では、「ポイントカード」や「スタンプカード」の形で展開されているため、こういった業界には親和性が高いです。
理想を言えば、物理的なものではなくスマホを見せるだけでポイントやスタンプが溜まっていく仕組みができればいいのですが、、、
(飲食店や小売のポイントカードの仕組みを簡単にWebで構築できるみたいなサービスってないのかな??)
また、SaaSサービスでもこの実はこの心理効果が使われており、
チュートリアルをSTEPで案内してくれる形がそれに当たるかなと。
特にAdobeなどの高機能なクリエイティブツールはSTEPごとにチュートリアルがあって小さな目標をクリアしていきながら商品を使い倒していってもらうという形にしないと継続利用が難しくなりますからね。
あとはゲームのコインやポイントも該当しますね。
と、このように私達のまわりには多くの目標勾配効果が隠されていました。
目標が現実的(イメージが出来る)に設定されており、その上で目標に近づいていることを感じさせる。
意識してみてみると面白いですし、
これを自分の仕事に活用してより売上や利益を伸ばしていく1つにも出来ますね。
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