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文系学部からITベンチャー企業へ進んだ男が考えていること、感じたこと、未来のことなどを書きます。

学習塾って、これからどうなるの?どうしたらいいの?

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最近、家の近くに学習塾ができました。
中学生、高校生をターゲットとしている、関東圏で少し有名くらいな学習塾です。

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そこには合格実績として有名高校や有名大学の名前と何人合格したのかが貼っており、外からでも読むことができます。

塾の前を歩きながら思ったことは、
今の時代で受験対策の学習塾だけをやっているのであればそれはかなり辛いだろうということです。

理由としては3つあります。

1つ目は少子化です。
市場である日本は少子高齢化が進んでいます。
2020年の一般的な受験世代(18歳)を見てみると、 117万人だそうです。
これは、ピークだった1992年には205万人と比較すると、60%減少しており、今後も続くことが予想されています。

ターゲットのπがそもそも減少している = 需要が減ってくる = 斜陽産業
とすると、かなりジリ貧ではないかと思います。

2つ目はオンライン学習サービスの台頭です。
今やYouTubeなどにより、無料で良い品質のコンテンツがたくさん存在しています。
その中で、学習塾は圧倒的にコストがかかります。

それでも塾に通わせる親がどれだけいるか疑問です。

3つ目は受験の変化です。
2020年1月であのセンター試験が終わりを告げました。
2021年からは、大学入試共通テストという名前に変わり、記述式の問題も出題されるという話もあります。
https://www.dnc.ac.jp/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/

この流れの変化をしっかり捉え、新しい試験に対応していく必要があります。

と、ここまではSWOTでいうと驚異の部分を中心に取り上げてきましたが、じゃあどうすれば良いのか?

僕は、学習塾の生きる道のキーワードは

  • AI
  • プログラミング
  • 英会話
  • オンライン
  • 幼年期教育
  • シニア層
  • 外国人
  • 大人の学習

だと思っています。

AIやプログラミング、英会話は定番ですから差別化が難しい分野ではありますが、
強みを活かせる分野で「あの人気講師が教える!」などと銘打てばかなりの集客が見込めるのではないでしょうか。

そして個人的に重要だと思っているのが、大人・シニア層の教育需要です。
特にシニア層の教育については、かなりのπがあります。

実際、引退したら本当にやることがないと言っているシニアは残念ながらまだまだ多いです。
そこを狙って知識欲・向上心・仲間・協力などを提供できればかなり良いビジネスにできるはずなのです。

つまり、

学習塾がこれから独自性を出して生き残っていく、というよりも言い方としては社会に貢献していくためには、
新しいターゲットに対して新しい価値を提供することが求められていくのです。

学習塾系の企業がどこかの企業を買収したら、「こういう戦略で行くのか」と思いを巡らせてみると面白いです。

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