マネーフォワード辻社長の 哲学
NewsPicsでは、シゴテツ - 仕事の哲人 - という特集をやっています。
現在は、マネーフォワードのCEO、辻庸介さんを取り上げています。 「シゴテツ -仕事の哲人-」
これは、日経新聞の「私の履歴書」のような特集で、その人の哲学を探っていくという趣旨です。
説明を引用すると、このように書いてあります。
マネーフォワードといえば、ビジネスや働き方が多様化し、正解がない時代に、自分を信じて一心に仕事をする人たちがいる。そこにあるのは独自の「哲学」だ。仕事人のヒストリーをたどり、道標となった哲学を浮き彫りにしていく。
B to B向けにはマネーフォワードクラウド(クラウド会計ソフト、給与計算ソフトなど)、B to C向けに家計簿アプリのマネーフォワード MEを提供している会社で有名です。
そして昨年2019年にはマザーズに上場し、現在はガンガン成長しているベンチャー企業です。
そんな会社のCEOの哲学を知ることができるので、おもしろくて毎日見ています。
執筆時点では第3回までが公開されていましたので、今後も楽しみです。
その中での辻さんの哲学をまとめてみます。
農学部での哲学
辻さんは、京都大学の農学部に進学しました。そこでの経験から、経営者になったあとにこう思ったそうです。
決して人間様が偉いわけではなく、自然という中にあるちっぽけな存在であることを知っている分、 いい意味で諦めが早くなる。農学部出身者の共通点は、諦めが早いことです。 農学部で生命科学などについて学べば、人間が自然の一部に過ぎず、人間が自然に叶うわけなど無いと思い知ることになる。
人間の分際をわきまえて、無駄にジタバタしないというある意味での悟りのような感覚を持っているようです。
また、こうも言っています。
組織は、何もしないで豊作になったりはせず、良い作物を作りたければ、コツコツと土を耕し空気や養分を入れてやらなければ良い土はできない。
コツコツと労力を割いて良い土壌を作ってあげることが必ず必要であるということが分かります。
簡単にうまくいくことなんてなくて、良い土壌ができるには必ず理由がありその理由をもたらしているのがコツコツの努力なのです。
祖父が教えてくれた哲学
辻さんの祖父は経営者でした。そんな祖父から教わったこととしては、です。雇用を生むのは尊いこと
事業拡大ができてもそれよりも、それによって人の雇用を生んだことが尊いことだと経営者の祖父が言っていたということです。
人のため、国のためという心をしっかり持っていた方だったのだなあと実感する言葉です。
自己中心的に生きている人とはやはり根本から違う感じがします。
また、人付き合いについてもこういう哲学があります。
謙虚に、自分が偉いから当たり前に人が動くんだという考えはなく、それぞれを同じ一人ひとりの人間として社員にも接していたという人の大きさが分かります。人はみな、自分の意思がある。にもかかわらずわざわざ頼んだことを10の内の1でもやってくれるのはすごく感謝しなくてはならない
こんな偉大な祖父から哲学を学んだ人がこの先どうなっていくのかというのはとても楽しみなところです。
ソニーからマネックス証券への出向で考えた哲学
京都大学を卒業し、ソニーの経理に入社することになるのですが、そこでマネックス証券という別の会社に出向する機会がありました。 そこで辻さんが考えたのは、ソニーで経理の仕事をしていたが、使ったお金を処理する側ではなく、 お金を使ってなにか新しい価値を生み出す側に行きたいと言う思いが抑えられなくなってきた。
マネーフォワードはこんな辻社長のもと、これからもよりよいサービスを提供し続けていくでしょうが、
全7回の内の3回目でこれだけ面白いので、今日の第4回以降も楽しみです。
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