【WordPress最新メジャーアップデート】WordPress5.2 "ジャコ" の便利機能
WordPressの最新メジャーアップデート、5.2がリリースされましたね! 今回は、目玉機能がいくつかあるので実際に触ってみてどうなのか?というところまで紹介します。
"ジャコ"って?
WordPressはメジャーアップデートの際には、愛称が付きます。 愛称は、ジャズミュージシャンにちなんだものです。というのも、WordPressの主力開発者は皆ジャズが好きだからだそうです。 MacOSXで言う、「Yosemite」や「Mojave」みたいな感じです。
今回の"ジャコ"も、ジャズベーシストのJaco Pastoriusからつけられました。 1987年に、35歳という若さで亡くなった伝説のジャズミュージシャンです。ドキュメンタリー映画も2016年に公開されているようなので、一番下にYouTube貼っておきます。
WordPress 5.2の目玉機能
それでは、目玉の2つを説明していきます。
1.サイトヘルスチェック
管理画面「ツール」>「サイトヘルス」という項目をクリックすると、今のサイトの状態が一覧できるカルテみたいなイメージの機能です。実際に画面を見てみました。
サイトヘルス「ステータス」
「ステータス」タブでは、注意すべきWordPressの設定などが確認できるようになりました。セキュリティの設定やミドルウェアのバージョン、デバッグモードの状態、リクエストの動作など多くの項目が確認できます。
サイトヘルス「情報」
「情報」タブでは、WordPressサイトの情報が細かく掲載されています。また、ボタン1つでコピーできるので専門業者や社内エンジニアなどにWordPressの今の状態を共有しやすくなっています。
非常に便利に使えそうです!
2.致命的なエラーのリカバリーモード
皆さんは、WordPressを利用していて「死のホワイトスクリーン」と呼ばれる現象に遭ったことはありますか?
いわゆる、画面が真っ白になってしまいどうしようもなくなってしまう状態のことです。もう管理画面にも入れない、ヤバい!という画面です。
これは絶対に避けたいですよね。WordPress5.2では、そんな状態を回避するために、仮に致命的なエラーが発生したとするとそこでWordPressから登録している管理者のメールアドレスにメールが飛びます。そのメールに記載のリンクをクリックすると、リカバリーモードでのログインができるのです。
リカバリーモードの画面では、エラー発生の原因などもわかるのでそこを修正してリカバリーモードを終了させれば対応完了ということになります。これだと管理者としては少し安心できますよね
その他大事なアップデート
セキュリティの観点から大きいのは、サポートするPHPのバージョンが5.6.20以降になったことです。
PHPのバージョンのシェアは以下の通りなので、今でもWordPressの5がとても多く使われていることがわかります。
世界のPHPのバージョンシェア
世界のPHP5系の中でのバージョンシェア
その中でもPHP5.6が多いようですが、セキュリティサポートは切れてしまっています。。。
まとめ
WordPress5.2はWordPressに関連するセキュリティ情報をサイトの健康状態として知ることのできる「サイトヘルスチェック」機能と、 PHPの致命的なエラー状態の安全に修正管理するための対策としてのエラープロテクションが加わってきており、 ユーザーにも管理者にもより良い状態を提供していると言えると思います。
ぜひ一度WordPress5.2使ってみてください! 「お〜!すごい!」と感動するかもしれません。
WordPress.org "ジャコ"
▶https://ja.wordpress.org/2019/05/
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