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文系学部からITベンチャー企業へ進んだ男が考えていること、感じたこと、未来のことなどを書きます。

話題のオープンソース監視サービス Zabbixについて

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皆さんはWebサイトの監視していますか?

「え?監視って何??」

と思った方もいるのではないでしょうか。 Webサイトは、一般的に24時間稼働しているものです。
しかし、様々な状況でサーバーがダウンしてしまったり接続ができなくなってしまったりすることはありますよね。

2018年10月に発生したYouTubeのサーバーダウンは世界的なニュースになったことは記憶に新しいです。

YouTubeレベルのサービスになると、YouTuberの再生回数や広告収入などの「外部の関係者」がとてつもなく大きいので その影響たるや凄まじいものでした。

いつ起きるかわからない状況を把握しておくためには、「監視」が必要です。
常にサーバーを監視し、異常があった場合には知らせてくれる仕組みがあれば心強いですよね。

本日はその「監視」について、オープンソースのソリューションであるZabbixについて書いてみたいと思います。

Zabbixとは

Zabbixとは、日本Zabbixユーザー会によると以下になります。

Zabbixとは、サーバー、ネットワーク、アプリケーションを監視するためのソフトウェアです。Zabbixは主に以下の3つの機能を有しています。
- サーバやネットワークに接続されたデバイスを監視する監視機能
- 収集したデータをもとにグラフ化、ネットワークマップの作成を行うグラフィカル表示機能
- 収集したデータに閾値を設定し、障害/復旧時に管理者に通知を行う障害検知/通知機能

**オープンソースのシステム監視ソフトウェアでは、すでにデファクトスタンダード**になっているものですので、 ご存知のかたも多いかもしれません。
このサービスを使って、Webサイト・サーバーが稼働しているか、リソースの圧迫は無いかといったWebサイトを稼働する上で 必須の事項をZabbix君に監視してもらおうというものです。 スクリーンショット 2018-11-14 20.58.55.png 私が現在関わっている「[KUSANAGI](https://kusanagi.tokyo/ "https://kusanagi.tokyo/")」にもZabbix Agentがインストールされています。
参考:[https://kusanagi.tokyo/document/command/#zabbix](https://kusanagi.tokyo/document/command/#zabbix "https://kusanagi.tokyo/document/command/#zabbix") [Zabbix4.0サーバをKUSANAGIで動かす!](https://column.prime-strategy.co.jp/archives/column_2258 "https://column.prime-strategy.co.jp/archives/column_2258") [Zabbix Server を入れてみる(kusanagi 8.0編)](https://www.myzkstr.com/archives/613 "https://www.myzkstr.com/archives/613")

何を監視するの?

例えば、
  • CPU使用率
  • メモリ使用率
  • ディスク使用率
  • ネットワーク使用率
  • ファイル監視
  • Web 監視
  • ログ監視
といった様々な監視が可能です。
**ブラウザで管理ができます**ので、監視項目の調整などは簡単です。 以下はZabbix3.0.0のダッシュボードの画像です。([Wikipedia](https://ja.wikipedia.org/wiki/Zabbix "https://ja.wikipedia.org/wiki/Zabbix")より) 600px-Zabbix_3.0.0_dashboard_jp.png 利用するのは、多くがインフラエンジニアの方や開発系の方だと思いますが、
**自社のサイトや自分の好きなサイトに入っているかもしれない監視エージェントについてはWebに関わっている人であれば覚えておいてもいいのではないでしょうか**。 cybertrustの『[Zabbix とは?](https://www.miraclelinux.com/product-service/zabbix/overview/zabbix "https://www.miraclelinux.com/product-service/zabbix/overview/zabbix")』のZabbix導入イメージの部分を見ていただくとZabbix導入でどう変わるのかがわかりやすいと思います。

統合監視に必要な監視、障害 検知、通知機能を備え、多数のプラットフォームに対応したZabbixエージェントとSNMPに対応しているため、システム全体をZabbixひとつで監視することが可能です。
※SNMP (Simple Network Management Protocol) は、ルータ、スイッチ、サーバなどTCP/IPネットワーク に接続された通信機器に対し、ネットワーク経由で監視、制御するためのアプリケーション層プロトコル

その他

AWSを利用している方は、CloudWatchを利用している方も多いのではないでしょうか。
違いについては、AWS環境での監視について調べる CloudWatchとZabbixの比較 という記事が少し古いのですがわかりやすかったです。 オープンソースで無料で利用できるZabbixがAWSの1サービスとして存在しているCloudWatchに見劣りしない様に見えました。

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