旅だから出逢えた言葉
10月になったというのに、まだ夏が行ったり来たりしている気候ですね。
明日10月6日から3連休という方も多いのではないでしょうか。
ところで、なぜ10月8日月曜日が休みか知っていますか?
秋分の日ではないです。
体育の日です。
10月の第2月曜日ということでは2000年からスタートしたのですが、もうご存知の通り1964年10月10日の東京オリンピック開会式の日として、1966年から国民の祝日としたところが始まりです。
また、2020年からは「体育の日」改め「スポーツの日」に改称するそうです。(体育というのは教育的な面が大きい印象のため、私達が思い描くオリンピックなどの競技はスポーツにあたるというのが理由)
さて、3連休ですので、旅に出る方もいるのではないでしょうか。 旅に出る方も、出ない方にもおすすめの本を紹介してみたいと思います。
旅だから出逢えた言葉
旅だから出逢えた言葉は、伊集院静さんの書籍のタイトルです。 作家である伊集院さんが旅に出ると出逢うことのできる言葉をまとめた一冊になっています。
- 人はなぜ旅に出るのか?
- 旅にはどんな魅力があるのか?
こういう問いに対する、ある種の答えのようなものを見つけることができるかもしれません。
例えば、スコットランドのアイラ島の宿の女主人の言葉
筆者が引用する、『読書論』を書いた小泉信三に関するエピソード人間は何かを失ってはじめて、その大切さ、その慈愛に気づく。家族、肉親、友との死別がそうである。母国語にはそれと似た普段は見えない言語の愛のようなものが内包されている。
その国の言葉は、その国にしかない風土、暮らす人の精神によって長い間時間を掛けて熟成し、民が守り続けたものである。言葉にはその人々の祈り、希望、忍耐・・・・・といった生きてきた証が宿っている。
人が生きる示唆を与えられたり、才能を開花させるのはほとんどが"人との出逢い"である。それも慈愛に満ちた人である場合が多い。
若いときの旅
旅に出ると、自分を客観的に見るいい機会にもなります。 若い時の旅はどんどんするべきだと言っています。その理由も自分で考えるに値するものです。人間は最終的には「自分一人(個・孤独)」になると思っています。 それを若い時に知ることによって余計なことはせず、本当に大切なものが見えてくるようになるのではないでしょうか。若い時に、自分が一人であるのを知ることが一番大切なことのように思う。
一人とはすなわち、個であり、孤独であるということだ。
また、他人に流されず自分の個を信じて行動することができるようになるのではないでしょうか。
こういう文章を見ていると本当に旅に生きたくなりますね。とくに途上国の活気あふれる場所に身を投じたくなってしまいます。旅は一生の思い出になる。若い時の旅は印象が鮮明であるし、人間には目で見たもの、耳に届いたもの、口で味わったものなど、五感で体得したものは生涯、身体の中に刻まれるものだ。
自分を変えるということ
自分を変えるために自分でまずできること。それが早く起きること。それも2時間早く起きることを半年実行すること。習慣を変えて新しいより良い習慣を身に着けていく。こういうことも旅だから出逢えた言葉の一つです。自分を変えるには、今より2時間早く起きなさい。早く起きて何をしてもいい。まずは半年実行しなさい。これができたら何かを得る。
良き大人
大人の中には自分のプライドを優先して後悔する場面もあると思います。ただ、過剰なプライドは視野を狭めてしまい自分のためにもなりません。善き大人の条件の一つにその人が善き友を持っているかが挙げられる。そうしてその友の中にその人より歳が若く、しかも尊敬できる友がいるなら、その人はいい出逢いをしたといえるのではなかろうか。若い人と出逢い、語らい、様々なものを教えられる時、私は人生はなかなかのものだと思う。
「あなたの目の前にあるすべての物事を、あたかも初めて見るかのように、それも幼い子供の視線で見つめること、それが最も大切なことです。」
(ベジータが孫悟空に勝てなかったように) 自分が何歳になっても、尊敬できる人は歳に関係なく尊敬して付き合っていくことができるような大人になっていきたいものです。純粋に、知識や経験を求めること。違った見方や意見を尊重すること。これがカッコいい大人ではないでしょうか。 旅をすることで、世界中の人と交流しその考え方や行動を見ることができます。毎日同じ人間とばかり接していてはこういった経験は得られません。
今度は、自分の体験として自分だけの『旅だから出逢えた言葉』をまとめられるよう様々な経験をしていきたいと思った土曜日です。 最後に、あとがきにあった言葉を引用して筆を置きます。
「どうしてアフリカの高原にいた人類の祖先が世界中に分布していったのか??」に対しての先生の答え
人類は山を超えればなにか幸せの土地があると思ったんじゃないのかね。目の前の海に漕ぎ出せば新天地があると夢見たんじゃないだろうか。もっともその考えに至るには疎外や、迫害や、差別を受けたある一族の実態があるかも知れないがね・・・・・
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