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文系学部からITベンチャー企業へ進んだ男が考えていること、感じたこと、未来のことなどを書きます。

仕事は楽しいかね

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仕事は楽しいかね

仕事は楽しいかね kindle版

この本は、Dale Dauten(デイル・ドーテン)というアメリカのコラムニスト兼マーケティング・リサーチ会社経営者の方が、書いた本です。

日本でも有名のようで知っている方も多いのではないでしょうか。 kindleで0円で読むことができたので読んでみました。

仕事をしていく上での考え方や着想など新しい発見がとても多かった本でした。

その中から、4つ挙げてみます。

1.明日は今日と違う自分になる

大抵の人は、マンネリ化した生活から抜け出すために目標を設定する。だけど、いいかい、今日の目標は明日のマンネリなんだよ。

今日の目標は明日のマンネリになってしまう。だから、明日は今日と違う自分になるように生きる必要があると言っています。
成功している人は、自分がどこへ向かっているかということはわかっていなく、遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守ることでうまくいっている。
つまり、**毎日毎日で違う自分になっていくことが大事**なのです。

2.あるべき状態より、良くあること

多くの人は一つの職業を選び、期待される仕事をし、その業界で成功している人たちのようになろうとする。その結果、だれもが、ほかのみんながしているのと同じことをすることになる。斬新で素晴らしいアイデアが出てくれば、みんながそれに飛びつく。誰も彼もがだ。そういう人たち一人ひとりに何が起きていると思う? 彼らはね、他人を凌駕する人材になろうとしているけど、それを他人と同じような人間になることで達成しようとしているんだ。

他人を凌駕しようとしているのに、他人と同じような人間になることで達成しようとしている、という言葉ははっとさせられました。
つまり、**新しいゲームをしていかないといけない**ということです。

平均より上の人があまりに多くて、みんな普通になってしまっているってこと。 平均以上は平均ってこと。

ほかのみんながしているのと同じことを一生懸命していくと、結局平均以上の人が多くなってくる。
つまりそれは、平均以上になってもそれが平均になってしまい、普通になってしまうことを言っています。
そこで、素晴らしいアイデアにふさわしい自分になり、そのアイデアに気づくことができるかが非常に重要であるのです。
あるべき状態より、良くあることが必要なのです。

こんな例を挙げています。

コカ・コーラ

アトランタのジョン・ペンバートンという薬屋で、従業員がシロップ状の頭痛薬を水で割って飲んでいたところにソーダ水を加えて売ったことから。

リーバイス

リーバイ・ストラウスがゴールドラッシュの際にテント用の汚い帆布が売れなかった。しかし品薄の商品にはズボンがあった。そこで、帆布を使ったオーバーオールを作って売りに出したこところから。

いずれも素晴らしいアイデア のチャンスをしっかりと気づき、実現してきたために大成功をしています。

3.完璧とは、ダメになる過程の第一段階

完璧を求めるのは人として当たり前のようですが、完璧だと決め込んでしまったら、それ以上よくならなくなってしまう。ライバルに追い抜かれるのをただただ待つだけになってしまう。 つまり、完璧では十分ではないということで、まだ試してみる必要があるということを教えてくれています。

4.素晴らしいアイデアに自分がふさわしいか

目の前を通り過ぎさせてしまっていないか?
新しい考えを受け入れるのは人間は難しいのですが、それを気づくことができるか。
そのためには、失敗を恐れずに試すこと。そして変えることが必要である。

新しいアイデアは、じつは新しい場所に置かれた古いアイデア
という言葉は秀逸だと思いました。
モハメド・アリの例を出していて、当時のボクシングにプロレスのショーマンシップを取り入れ、エンターテイメントの域にまで高めたこと、つまり自分の仕事の範囲を広いものに定義して、ほかのスポーツからもどんどん学べることに気づいたことが彼を世界的なヒーローにした理由であると言っています。

このように数々の気付きを与えてくれた本になりました。
自分でも心に刻んで、連休終わりからまた過ごしていきたいと思います。

仕事は楽しいかね kindle版

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