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尽きない企業内の「人の問題」とどう向き合うか

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2020年がスタートしてはや10日。今年もよろしくお願い申し上げます。

2020年は、私にとって3つの節目を迎える年にあたります。
1.人材育成の仕事に携わり、まる25年。
2.起業というスタイルをとってから、まる20年。
3.Six Stars Consultingを設立して、15年目。

こうしてみると、この25年間、毎日企業内の「人の問題」に向き合い続けてきたのだなぁとしみじみします。

言葉を変えると「人の問題」が尽きることがない・・・ということでもあるわけですね。人というものの奥深さを思います。

「人の問題」が尽きない理由は色々あるでしょうが、最大の要因は「環境が変わる」からではないでしょうか。特に組織においては、経営課題が変われば、それに伴い求められるものが変わります。そこに生まれるギャップはすべて「問題」となるので、そこを埋めるための施策が必要となるからです。

では、これまでどのように環境が変わり、どのように施策ニーズが変わってきたかを、ざっくりとまとめた上で、どうやって「人の問題」に向き合っていけばよいか、25年の中で最も大事だと思ったことを紹介します。

★人材育成に大きく影響した変化と人材育成Topics
1995年~2000年 バブル崩壊後の不透明な時代
(就職氷河期)
・お客様思考の経営が見直され、CSに取り組む組織が増加
・人事制度を見直す機運が高まり、目標管理制度を導入する組織が増加
・MBAに注目が集まり始める
・ウィンドウズ95以降、ITリテラシーが必須となる
・金融ビッグバン
・男女雇用機会均等法改定(1999年※努力義務)

2001年~2005年 ITが推進された時代
・有価証券報告書の電子開示がスタート~義務化
・経営状況(決算短針)の四半期開示がスタート
・経営革新を求められるようになり、
 管理職以上には「変革マネジメント」、「変革リーダーシップ」
 などのテーマで教育を導入するケースが増加
・戦略思考、論理思考が重要視されるようになり、
 若手~中堅社員に対して思考力トレーニングの
 プログラムを実施することが定着
・成果主義人事制度への移行が進む

2006年~2010年 リーマンショックを挟み「経営」の価値観が激変した時代
・男女雇用機会均等法改定(2006年※性差別、ハラスメント)
・リーマンショック前、社員のモチベーションマネジメントが重要視される
・リーマンショック以降、経営の目的の重要性が見直され「理念経営」を導入する
 組織が増加する
(就職氷河期)

2011年~2015年 東日本大震災以降「社員の幸福感」が経営課題の時代
・Googleの組織運営が評価されるにつれ「管理のしやすさ」
 よりも「成果のあげやすさ」がマネジメントシステムに必要であることが
 認識されはじめる
・「One-on-Oneミーティング」や「マインドフルネス」を導入する企業が増加
・健康経営アワード(経済産業省)創設

2016年~2019年 政策課題が後押しする形で「個人の生き方を尊重する」時代へ
・ストレスチェック義務化(2015年12月施行)
・キャリアコンサルタントの国家資格化(2016年)
・女性活躍推進法(2016年)
・1億総活躍社会(働き方改革推進支援室設置 2016年)
・人生100年時代構想構想会議(2017年)
・働き方改革関連法順次施行(2019年4月~)

★なぜ今人事・人材開発、マネジャーが大変なのか?

2016年以降は、人口減少に伴う労働力不足に対する国の政策が急激に進んでいます。それに伴い、人事、人材開発部門はもちろんですが、それを現場でマネジメントするポジションの方は、その対応が急務となっています。

さらに、取り組んできた施策により、働き手の意識、価値観は大きく変化してきています。これらの変化は、ますます加速していくことでしょう。

また、世の中全体の環境変化と同時に、組織には組織固有の歴史と問題・課題があります。

つまり、社会環境、組織、個人の問題が集中的に混在しているため、マネジメントやリーダーとして組織をまとめる方々は非常に大変な状況です。

★これらの問題・課題にどう向き合えばよいだろうか?
まず大事なことは、環境変化(私が整理したのは人材育成に大きく影響した問題だけなので、ご自身の専門分野についてを洗い出し)を流れとして客観的に捉えておくことだと思います。
それをもとに起きている事象が、環境由来の問題なのか、組織の固有の問題なのか、個人の問題なのかを切り分けて観る

その上で、組織であれば、理念・方針と照らして判断していくこと
個人であれば、自身のありたい像・大事にしたいことに基づいて判断していくこと

これらに1つ1つ丁寧に取り組んでいくことが、よりよい組織運営やよりよい個人の生き方
につながっていくことを、この25年で、様々な組織、経営者、管理職、リーダー、メンバーとご一緒させていただく過程で学び、確信しました。
つまりは「最初から、手段(いい方法、いいやり方)を探さない」ことが秘訣です。

これらの視点が、本ブログをお読みくださった方の、問題や課題を解決するためのヒントとなれば幸いです。

【人事・人材育成担当者の方へ】

私と同様の知見を、組織での実践を通じ取り組まれてきた人材育成のスペシャリストのお話をお聞きするセミナーを企画いたしました。
セミナーの対象は、経営者と人材育成に携わっている方です。

ご関心がある方、社内の人材育成担当者に知っておいてもらいたい方は、是非、セミナーをご活用ください。

●1月24日(金) 13:30~16:45 横浜開催
 組織の「基本原則(理念)」で成長する組織の共通点と教育
 講師:高橋 昌也 氏

●1月28日(火) 13:30~16:45 東京開催
 社員の離職が3年間ゼロになったリーダーの「あり方」教育
 講師:大垣 雅則 氏

講師プロフィール、セミナー概要、お申し込み方法は、
Six Stars Consultingセミナーご紹介サイトより。

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【人事制度、教育体系構築コンサルティング、研修、講演、キャリアコンサルティングサービスのお問い合わせは】
Six Stars Consulting株式会社
連絡先:(045)222-0737 ※平日9:00~18:00

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