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世界で唯一元号を用いる日本と私たちの「これから」

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今日から新元号「令和」となりました。
新しい時代の始まりにお祝い申し上げます。

世界で唯一、今の時代に元号を用いる日本。

組織運営において、理念(ビジョンや使命)の重要性はよく知られているところ。
そして今回の改元にあたり「元号」も理念と同様の働きを持っていると感じられた方も多いのではないでしょうか。

そこで、私たち全員に共通する「元号」を明治以降から調べてみました。

●明治以降の「元号」
明治
「聖人南面して天下を聴き、明に嚮(むか)いて治む」(『易経』)
聖人が南面して政治を聴けば、天下は明るい方向に治まる

大正
「大亨は以って正天の道なり」(『易経』)
天が民の言葉を嘉納し、政(まつりごと)が正しく行われる

昭和
「百姓昭明、協和万邦」(『書経』)
国民の平和と世界の共存繁栄を願ったもの

平成
「内平らかに、外成る」(『史記』)
「地平らかに、天成る」(『書経』)
内外、天地とも平和が達成されるとの意味

(以上 明治神宮ウェブサイトより)

令和
「初春の令月にして 気淑く風和ぎ
梅は鏡前の粉を披き
蘭は珮後の香を薫す」(『万葉集』)

人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められております
英訳:Beautiful Harmony

首相官邸ウェブサイトより)

このように並べ比較してみると、
これまでの時代→国を治める人のあり方
これからの時代→国民一人ひとりのあり方
に変化したように感じられるのは、私だけでしょうか。

●「令和」の文字に秘められた意味
また、漢字にはその形象そのものに意味があります。
では、「令和」という文字にどのような意味があるのでしょうか。

漢和辞典編集者の円満字氏の解説が毎日新聞から配信されていました。
「令」は、
上部は、「集める」または「頭上の冠」を
下部は、「人がひざまづいている様」を

そこから「冠をかぶった人が神様のお告げを聞いている様」となり、
「神の言葉が清らかであることから『美しい』『素晴らしい』の意味が生まれた」
とされています。

「和」は、
右側の「口」が、「人々の意見が一致するとか、話をして心が通じ合う」
という意味で、
左側の「禾」は、「クワ」という読み方がされるだけで、意味としての定説は
ないとされています。

毎日新聞:「令」と「和」の成り立ち(4月29日配信)

●自立と協調の時代へ
このような意味を元に私なりに解釈を加えてみると、
「今」という文字に「|」を足すと「令」になるように見え、
一人ひとりが「今」この時に「自分の力で立つ」。

つまり、一人ひとりが

自らの内なる声(生かすべき自分、良心、善なる心の声)を聴き、
自らを生かし(強み、得意、他者に貢献できること、役立つこと)、
他者と力を合わせてよりよい世の中を創る

と、いえるのではないか、と思いました。

皆さんは、どのように解釈されるでしょうか。

さて、一人ひとりが自立していくためには、「学ぶ」ことが今まで以上に大事になっていくことでしょう。
まして人生が長くなり「いかに生きるか」が問われる時代。

そのようなことに関心がある方に最適なイベントをご紹介します。

そのイベントとは教育革命と知識社会

学校教育、企業内教育、経営者育成、生涯学習まで幅広いトピックスが取り上げられます。

マネジメントが「管理」や「統制」と訳され、「指示」、「命令」で成果をあげてきた時代の「教育」の捉え方を

一人ひとりの個性を尊重し、自主性、自立性を育み、協力して成果をあげる「共育」へと、いかに変革していくか。

まさに「令和」の時代の「学び方」を先取りしていくようなプログラムが凝縮されています。

「あのときに、既にこんなことが語られていたの?」と、語り継がれるイベントになることは間違いありません。

是非、5月11日、御茶ノ水の明治大学でその歴史的瞬間をご一緒しましょう!

第14回ドラッカー学会総会&大会
ネクスト・ソサエティ・フォーラム2019 

教育革命と知識社会
今、「もう一つの知性」を問う。
     -追悼 上田惇生先生

開催日:2019年5月11日(土)
     10:00~18:00(18:30~懇親会)
会場:明治大学
詳細のプログラム、お申し込み方法はPeatexより。

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