世界中で愛読される絵本に学ぶ「できない人」の活かし方
成果がなかなか出ないとき、職場や身をおくコミュニティで「役に立っている」と感じられないとき、誰かと(勝手に比較して)「自分は価値がない・・・」と感じるとき、以前と比べ衰えを感じるとき...
「自分なんていても意味がないかも」
「このまま生き続けることにどんな意味があるのだろう」
という思いがふと湧き上がることがあります。
多分、そのことを言葉にすれば、誰かが
「そんなことはない!」
「あなたがそんなことを言うなんて!」
と、言ってくれるでしょう。
でも、それらの感情が湧き上がるのは、心が弱りきり、言葉にする力もないとき。
この絵本の著者プレム・ワラット氏は、人のつよさももろさも、よくわかっていらっしゃるのでしょう。
絵本のタイトルは『あなのあいたおけ(英題:Pot with the Hole)』
丘の上に住む庭師と2つのおけの物語です。
丘の上には、庭師がたからもののように大切に育てる庭があります。
その庭の草花に水をやるために、庭師は毎日丘の下の川でおけに水を汲み、天秤棒でかついで丘をあがります。
ある日、庭師が転んでしまい、おけの1つにあながあいてしまいます。
あながあいたおけからは水がもれ、庭にたどりつく頃にはほとんどからっぽになるように。
それが、来る日も来る日も続きます。
それからしばらくしたある日、一方のおけが、あなのあいたおけに言います。
「キミは まったく役に立っていないね」
そう言われたあなのあいたおけは、とても悲しい気持ちになります。
庭にいきる動物や草花たちと会話する力もなくなっていきます。
そして、季節が変わり、あなのあいたおけは、まったく役に立つことができない自分にこらえきれなくなり、泣き出してしまいます。
あなのあいたおけが泣きながら話すのを、庭師はじっと聞き、
「そうだね おまえには あながあいている。
でも なんの役にもたっていないと思うかい?」
と、問いかけ、あなのあいたおけに話しかけますー
この続きは、ぜひ、絵本の中で、その眺めをご覧ください。
(庭師は、あなのあいたおけ だからこその活かし方を見つけていました。それは周りも幸せにする方法でした)
この絵本に登場するのは、2つのおけと、庭師、そして、庭に暮らす動物と草花。
この絵本を手に取るのは、自分や自分の大切な人が あなのあいたおけ になっている時でしょう。
でも、ちょっとタイミングを変えて読んでみると、それ以外の存在にも大きな役割があることがみえてきます。
その視点は、マネジメントやリーダーとして、人を活かす上での大きなヒントとなることでしょう。手にとってみてはいかがでしょうか。
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