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HRD(人材の育成、教育研修)の現場から、気づいたこと、アイデアを発信します。初めて人材育成や教育担当になった方でも、わかりやすく、取り組みやすい情報提供を目指します。特に、20代~30代を元気にしたいご担当者様、是非このブログにご参加ください。

「働き方改革」の時代、リーダーはいかにあるべきか?

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 ちょうど今から約1年前、「インナーブランディング(理念浸透を通じ、社員のやりがい・働きがいを喚起し、個人と組織の持続的成長・進化に向けた組織づくり)」の研究を進めていた私は、あるプロジェクトのボランティアに参加しました。

 それは「SATOYAMAと共に生きるEXPO2016」というもの。プロジェクトは、産業廃棄物を取り扱う石坂産業株式会社さんが不法投棄であふれた山を10年かけて里山として再生し、周辺住民の方や地域を訪れる子供たちに楽しんでもらえるよう、くぬぎの森や花木園という公園をつくったところからスタートしています。
 その里山をより多くの人に知ってもらうことで、大量生産・大量消費が生み出す大量廃棄という事実に向き合い、子供たち、孫たちの時代にさらに豊かな地球環境をつくるために、自然とどう共生していくか。環境を考えるきっかけにするためのイベントとしてEXPOが企画されていました。そのEXPOの裏方(ボランティアスタッフ)に参加したのです。

理念のみの提示で、人は動くのか?
 
そのボランティア参加には、ある目的がありました。それは、ボランティアチームの運営にユニークな仕掛けが施されており、それを体験するためです。

 その仕掛けとは、運営は「理念メッセージ」のみで進められ、ボランティアスタッフが主体的に考えて動くというもの。さらに、ボランティアチームを仕切る人なし。お世話役的存在の人が数名存在するのみ。連絡方法は基本的にフェイスブック。
事前に知らされていたのは、
・開催日程は土日の2日間(来場者予測情報は?)
 (後日発表で1万人と報告)
・ボランティアスタッフは自分が参加できる時間に自由に参加可
・当日の担当エリア(広大な敷地地図)と一緒のエリアを担当する人の名前

 このような取り組みで一体どうなるか?それを体験したかったのです。
一般的な組織運営の考え方では、目的、目標、役割分担、成果水準などがあり、ボランティアといえども「何を、どこまで、どの程度すればいいのか」が明示されます。
しかし、そういうものが一切ない状態。

(一体どうなることやら)
 ↑当日現場に着く直前までの私の正直な気持ち
(雨も降ってるし、屋外ステージに人が集まるのかな。濡れてる椅子、どうすんだ?)
 ↑現場を見た私の気持ち

・・・そして、ボランティアを1日終えた私の感想は・・・

「やりきった!」

 でした。

理念のみでチームを動かすその効果
 
さらに、「理念のみで運営する効果」に気づかされました。理念を念頭におくと、それぞれが「その場で最善を尽くそうとする」のです。それにより「弾力」や「柔軟性」そして「人としての温かみ」が生まれる効果や、「その場でのベストを誰もが尽くす」という考動がとりやすい、ということが体感できました。

 一方で効果の凄さを実感したものの、これをすぐに組織の中で実行しようと思ってもなかなかうまくいかないだろうな・・・ということもわかりました。それは、既に組織ごとの文化や習慣(ルール)があるからです。

「働き方改革」の時代、リーダーはいかにあるべきか?
 しかし、働き方改革など、組織運営に柔軟性や弾力性が求められている時代、今までの価値観と異なることを取り入れていく必要があります。そのためにはまず、新しい取り組みで徐々に芽を出し始めている先行事例を知ることが必要です。そのようなことから私自身は、先行事例の情報収集に努め、今後は、本ブログでも発信していきたいと思っております。ご関心がある方は、ぜひブログを応援ください。

 さらに、ご自身でリーダーについて考えてみたい、あるいは、体感されてみたい方にイベントのご案内です。それは、「SATOYAMA EXPO」の運営コンセプトを作り、推進されたお二方も登壇されるイベントです。

 そのお二方とは、東日本大震災の際「ふんばろう東日本プロジェクト」を、昨年の熊本・九州地震では「スマートサイバープロジェクト(必要なものを、必要な人に、必要な分だけ届ける仕組み)」を発足し運営することで被災地支援に貢献している西條剛央氏(早稲田大学大学院客員教授)と、「いい会社」にだけ投資しその会社を知恵とお金で成長させるファンドを運営。「プロフェッショナル仕事の流儀」で大きな注目を集め活躍されている、新井和宏氏(鎌倉投信)です。

 テーマ: 「われわれはいかに働き、どう生きるべきか~「強み」と共に生きる~」
 日 時:2017年5月13日(土)10:35~18:00
 会 場:早稲田大学 国際会議場 井深大記念ホール
 主 催:ドラッカー学会

 本イベントは、ご紹介したお二人以外にも多くの方がご登壇されるため、様々な示唆が得られるものと思います(ご紹介した西條氏、新井氏のご登壇は、15:00以降に予定されています)。一人ひとりが主体的に考え、世の中に参画していく時代。誰もがリーダーとなっていく時代。

 ぜひご一緒にこれからのリーダー、組織について考えてみませんか?
 お申し込みは、こちらのフェイスブックサイトを(割引コードもあります)ご覧ください。

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