新入社員研修を準備中の方へ
新入社員が入社する4月まで、あと5ヶ月ちょっと。現在、今年(2016年)入社の新入社員のフォローアップなどを通じて、育成状況を把握しておりますが、個人的には、例年に比べると、ちょっと伸び悩んでいるような印象があります。育成にあたっている方の感触としてはいかがでしょうか?
伸び悩んでいると感じる要因は、学生時代の教育の影響や、採用の影響など、様々思いあたります。しかし、視点を変えてみると、そろそろ新入社員研修を見直す時期なのかもしれない・・・と、思っています。
という考えに至ったのは、今年(2016年)の新入社員研修でのこと。新入社員研修の内容が現場の状況に合っていないと感じたからでした。
例えば、「報告・連絡・相談」などの講義とロールプレイングの場面。
一般的には、新入社員が先輩から指示を受け、指示内容を確認し、遂行後に報告する流れです。これを、対面を前提に進めます。
これはこれで大事なことですが、実際の業務場面では次のような状況が多いのではないでしょうか。
・指示は、メモやメール
・その場に上司も先輩もいなくて確認できない
・報告は、メモやメール(上司や先輩が手があいた段階で声をかける)
そうなると、基本の流れと合わせて「わが社で多いケース」というのを合わせて伝えないと、新入社員は戸惑うだろうなと。(熱心に取り組む彼らを見て、職場で動きやすくなるようにしてあげられたら・・・と。)
この他にも、電話応対、メール、来訪時のマナー、職場での身だしなみなども、最近は多種多様です。一般論と合わせて「わが社の場合」も伝えてあげられると、彼らも今まで以上に自分から動きやすくなると思います。
反対に、伝えないでおくと「教わったこと」をやってみても「毎回違う」と感じたり、「それは違う」といわれることが増えます。そうなれば「だったら、その場にいる人から言われた通りにやればいい」と、受け身にならざるをえません。
新入社員に対し「指示待ち」、「受け身」と感じることは多いですが、実はそもそもの教え方がどうだったか・・・を、考えてみる必要がありそうです。
そのような背景があり、2017年度に入社する新入社員研修を担当する方を対象に、セミナーを企画いたしました。本ブログをご覧の方で、社内で講師やインストラクターを担当される方は、是非、セミナーをご活用ください。
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