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箱根駅伝で青学に優勝をもたらした「目標管理シート」

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 今年もあと10日。今年の振り返りをする番組も増えてきましたが、どんなことが印象に残ったでしょうか?私は、今年はスポーツ選手にずいぶん元気をもらった1年だったと感じています。その筆頭は、年明け早々の「箱根駅伝」。青山学院大学の圧勝は、駅伝ファンのみならず多くの人の印象に残っているのではないでしょうか?

 さて、その「箱根駅伝」の原監督。もともとは「伝説の営業マン」といわれるほどのビジネスパーソンだったんですね。そこから転進して監督の道を進まれていますが、ビジネスパーソン時代に培った経験をずいぶんスポーツに活かしているそうです。その1つが「目標管理」。

 原監督は2004年に就任されていますが、実は、原監督が就任早々からコミットメントしていたのは、
 「5年で出場、7年でシード、10年で優勝争い」

 2009年:33年ぶりに箱根駅伝に出場
 2010年:シード権獲得(以降、5年連続シード権獲得)
 2015年:「箱根駅伝」総合優勝

 なんと、11年で総合優勝。コミットメント通りの成果を上げています。

 さて、このような結果をもたらすために、創りたいチームのイメージを具体的にもつこと、そのイメージに合った選手をリクルートすること、そして、育成に力を注いできたそうです。また、最初の頃は練習内容がうまくいかずに故障する人も出るなど、さまざまな壁もあったよう。しかし試行錯誤を支えてきたのが「目標管理シート」を活用した指導法。

 シートはA4用紙を活用し、
 ・1年間の目標
 ・1ヶ月ごとの目標
 ・週の目標
 を選手に書いてもらい、それを元に6人ほどのグループミーティングで進捗状況チェック。

 どんなに小さな大会でもそのときの状況に応じた目標設定→確認

 この繰り返しを行ったとか。

 この積み上げが、監督自らのコミットメント通りの結果をもたらしたとすれば、これはすごいことではないでしょうか。

 と、あらためて「目標管理」のすごさを確認している私ですが、自分が社員だったときは、「目標管理」が好きではありませんでした。その理由は、振り返りをするときに「達成できなかった原因究明」をすることが多かったからです。たとえば、業績目標、営業訪問件数、提案件数などの指標が「どうして達成できなかったのか。次はどうするのか?」こればかりが話の中心でした。そのため、「目標管理」面談はいつも憂鬱な話し合いでした。

 といっても、起業後はそうも言っていられないので、「目標管理」的な取り組みはしていましたが、何年もしっくり感が得られませんでした。しかし、ここ数年でようやく手ごたえを感じられるように。その理由は、取り組み方を変えたからです。そのポイントは、書き出すときには「自分が本当に実現したいこと」を書き、振り返るときは「できるようになったこと」に意識を向けるようにし、次はどこを伸ばすのかという風にです。

 そして、取り組みを変えてからは、徐々に数字面によい実績が残せるようになっています。このことから、目標を明確にして、自分の取り組んだことを振り返る「目標管理」のアプローチは、非常に有効だと実感しています。

 ただ、私のように「目標管理」に対して嫌な印象を持つ方もいらっしゃることでしょう。そういう方にお勧めしたいのは、会社で使っている「目標管理」のシートとは分けて、
 ・自分が本当に実現したい目標
 を、まずは考えてみてはいかがでしょうか?

 あるいは、自分にとってしっくりくる活用法を探してもいいと思います。

 そんな方の参考に、東洋経済オンラインに、原監督関連の記事が掲載されていましたので以下サイトを掲載します。

(参考記事) 東洋経済オンライン
 青学・原監督に学ぶ「10年で超一流」になる法 「箱根駅伝圧勝」は、1日にしてならず(2015年1月11日)
 箱根を制した青山学院・原監督の「仕事語録」 「僕は、陸上の人というよりビジネスマン」(2015年1月13日)

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