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もっとも怖い「マイナス感情の蓄積」

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 前回、感情がよい影響もそうでない影響ももたらすのであれば、それを観察することが大事であることをお伝えしました。さて、感情を観察していく上で優先的に取り組まなければならないことがあります。それは、「マイナス感情」についてです。今回は、なぜ「マイナス感情」を優先する必要があるかをお伝えします。

 上司から期限がタイトな仕事を急に振られたとき、お客様から「イメージと違う」と言われたとき、あるいは、部下からなかなか報告がないとき、私たちの心の中では、さまざまな感情が沸き起こっています。しかし、心の中で(早く言ってくれればいいのに)、(最初に言ってくれればいいのに)、(何で何も言ってこないんだ)と思っていても、その感情を外に出すことはほとんどないでしょう。

 さて、出ることのなかった感情は、その後どうなっていくと思いますか?

蓄積された感情の行方
 知らず知らずのうちに蓄積される、いちいち感情に振り回されないように無反応になる、次に同じことにならないように先回りする案を考える・・・など、お一人お一人その反応は違うかもしれません。

 しかし、人材育成の仕事を通じてみていると、一番多そうなのは、「無意識に蓄積している」パターンです。その理由は、特に日本企業の場合は、感情を外に出すことが良いこととはされていないからです。

 それでは、無意識に蓄積していると、どのようなことが起こると思いますか?

 実は、「一気に爆発」か、「自分を責める」といった反応のどちらかになることが多いようです。

 「一気に爆発」の場合は、「もう、いい加減にしてください!」や「もう、やっていられない!」といった形で、キレてしまうパターンです。

 「自分を責める」場合は、「私には向いていない。私には能力がないんだ・・・」と思い込んで落ち込んだり、「私には荷が重い。無理だ。・・・だから辞めよう」や、心身の健康を損なう、といった形で現れるようです。

 いずれの場合も、いい結果は生みませんよね。

思い込みが強化されることでもたらされるもの
 特にこの中で厄介なのは、個人的な推察として一番多いと思っている「私には向いていない。私には能力がない・・・」という思い込みです。この思い込みは、すればするほどその思い込みが強化され、本来できるはずのことすらも、どんどんできなくなっていくのです。

 本来できるはずのことが、できなくなる。

 その例を、よくある例として挙げると、高成績を上げている営業担当者が、あるときから急に売れなくなり、以降、浮上できなくなるケースを目にされたことはないでしょうか?
 あるいは、技術者として優秀な人が、あるときから急にそれまでしなかったミスが増加したりトラブルを起こし、徐々に第一線を離れていくケースを目にされたことはないでしょうか?

 このように、自分の感情を外に出さずに蓄積していくと、本人が気がつかないうちに、いろいろなことができなくなっていくことは多いのです。そして、それが怖いのは、本人も周囲も「感情を蓄積していることが原因」とは思わないことです。

 そのため、自分の感情に気づくための「自分の内面の観察」は、とても重要なのです。

 そこで次回は、「自分の内面を観察する方法」をお伝えします。

~夢を創り、夢を育む~出あいに、感謝

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