観光立国を楽しむ
週末なので、ちょっと角度を変えたお話を。
日本はアジアの観光資源を目指せるか?
今週は、中国の春秋航空が茨城空港に就航したことが話題になりました。平成19年1月1日に施行された観光立国推進基本法に基づいて進められている様々な施策が、徐々に身近な話題になってきたという印象を受けています。
私は、この法案が通る少し前から、観光資源となる地域に足を運び、ホテルや観光施設の接客やサービスを見てきました。
足を運んで感じているのは、外国からのお客様が多い一部の地域を除いては、これからできることが沢山あるという印象を受けています。
その最も基本となるのは、飲食店のメニュー。海外に行くと、日本人が多い地域では、ほとんどの場合(ちょっとたどたどしく感じることもありますが、それはご愛嬌)、日本語のメニューが用意されています。そうでなければ、ベーシックな英語で表現されているメニューで対応されています。しかし、日本の場合は、その英語のメニューすら用意されていないのが現状です。
食べ物の恨みは怖い・・・ではありませんが(笑)、食べ物で満足していただければ、言葉の問題をこえることができるでしょう。メニューは、簡単に取り組めると思うので、海外のお客様が増えている地域は早速取り組まれるとよいのではないかと思っています。
習慣を伝える
メニュー以外で大事なのは、日本の習慣を伝えること。2008年の洞爺湖サミットで、北海道運輸局が外客向け温泉ガイド(温泉の入り方などを紹介したもの)を作成し、公開していましたが(2010年7月30日時点でサイトの情報は閲覧できなくなっています)、各温泉地へ浸透するまでは至らなかった様子。ちょっと残念な結果です。
しかしその習慣を伝えることに、積極的に取り組んでいる人たちもいます。下記は、インターネットで見つけた、ユニークな取り組みを中心に掲載してみました。
●秋葉原発~世界18か国のおタクが愛用"秋葉原ガイドブック
おタクの聖地、秋葉原は、海外のコアなファンに向けて情報発信
ウォーカープラス記事(2009年1月28日)
http://news.walkerplus.com/2009/0128/12/
秋葉原ガイドブックサイト
http://www.thebestshopsofakihabara.com
●白馬の楽しみ方提案(2009年12月25日 発表記事)
こちらは、リニューアル版の紹介。温泉の入り方は、やはり海外の方が知りたいことだった様子。
http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_139904
●立命館大学 政策科学部学生さんが作ったガイド「日本酒のふるさと、伏見を楽しもう」(2010年)
学生さんも頑張っています。渋いテーマ。
http://www.ritsumei.jp/news/detail_j/topics/5889/year/2010/publish/1
と、調べれば、まだまだ出てきそうですが、色々な取り組みがありますね。その全てが楽しそうです。
目標は?
やはりミシュラン3つ星でしょうか?3つ星は、「わざわざ訪れる価値がある観光地」だそうです。
●ミシュラン・グリーン・ガイド・ジャポン(じゃらん記事より)
http://www.jalan.net/jalan/doc/theme/misyuran/misyuran_index.html
日本は食べ物も美味しく、魅力的な風景に恵まれた国土。せっかくお越しになる海外の方には、いい思い出を持って帰っていただきたいですね。そのためには、自分の地域の情報は、紹介できる準備が必要かもです。横浜も頑張らねば。
あっ、Six Starsでは、英語での接客マナー講座などもあります(笑)。ご関心がある方は、遠慮なく。
それでは良い週末を!