長文であってもPCよりスマホでの入力を好む人が増えている
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ITmediaエンタープライズの人気連載「女子ヘルプデスク今昔物語」。IT企業に入社して20年の立派なオジサンとしては、非常に興味深く読んでいます。
この第3話として「報告書、スマホで書いてもいいですか?」というのがあり、大きな反響があったようです。
日本テレビ系「NEWS ZERO」で先日、「"スマホ"でレポート"超速"入力」という特集コーナーがあり、たまたま視聴していました。
いやぁ、ありえない、レポートをスマホで作成するなんて。とは、私は思っていません。実は私のブログはほぼ毎回スマホで書いています。タブレットではなく、iPhoneでです。通勤時間が長いこともあり、会社帰りの電車の中で打っています。あの大学生のようには速くありませんが、フリック入力と予測変換機能のおかげで、意外と速く作成できます。
以前そのことを同年齢の友人に話したところ、彼は50字以上をスマホで入力することは無理ということでした。彼はSEであり、ガジェット好きなので意外でした。会社の先輩は、フリック入力ができず、QWERTYキーボードにしてローマ字入力しているということで、やはりスマホでの長文入力は考えられないという感じした。
いま、様々なシステム、アプリがモバイル対応になっています。IBMの社内システムもスマホ対応が進んでいます。便利なのですが、周囲ではあまり使っている人を見かけません。それは私たちの部門がデジタルセールスという内勤部門ということもあり、外にいるときまで仕事したくないという理由はあるのですが、スマホだとPC版とインターフェースが違ってやりにくそう、という先入観もあるかなと思っています。実際には、スマホ対応しているものはかなり使いやすいと個人的には思っています。
企業の社内システムに限らず、世の中にはスマホ対応がされていないサイトもまだ目にします。スマホ対応していれば、少し面倒かなと思っても必要項目の入力はするでしょう。でも対応していなくて、ブラウザー画面のままスマホに表示されると、慣れている人でもちょっと嫌だなと思うのに、慣れていない人だとその場でもういいやとページから離脱してしまうのではないでしょうか。そうすると、そのサイトへの印象が悪くなり、再度アクセスしようというモチベーションが下がってしまうでしょう。
PCとスマホの両方に対応できるコンテンツ作成管理ツールは色々なものが出ています。そういったものを活用するなどしてスマホ対応をしていかないと、知らぬ間に顧客を逃していくことになるでしょう。よくモバイルファーストなんていう言葉を聞くようになりました。これはもう大げさではありません。実際にこれを守らないと、若い世代を中心とするPCよりスマホというマインドのユーザー、消費者を取り込めません。
私は別にサイトを作る立場でも製品プロモーションやマーケティングを推進する立場でもなんでもありませんが、スマホを使って様々なことをするユーザーの一人としてちょっと考えてみました。
IBM 中山貴之のWeb Page (平日は毎日更新中)
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