Connected Car社会の取り組みと実現に向けたロードマップ
総務省は2017年6月19日、「Connected Car 社会の実現に向けた研究会(第5回)」を開催し、「Connected Car社会の実現に向けて (取りまとめ素案)」を公開しています。
目次は以下のとおりとなっています。
I. Connected Carに関する現状と動向
1.ITS(高度道路交通システム)の現状
2.Connected Carの国内外の取組動向
II. 目指すべき「Connected Car社会」の姿・イメージ
1.「Connected Car」とは何か
2.期待されるサービス・ビジネス
3.Connected Carでどのような社会像を目指すべきか
III. 「Connected Car社会」の実現に向けて解決すべき課題
1.サービスの類型化・モデル化
2.Connected Car社会の実現に必要な通信
3.様々なプレイヤーの役割分担
4.Connected Car社会の実現に向けて解決すべき課題
IV. 「Connected Car社会」の実現に向けた推進方策
1.Connected Car社会実現プロジェクト
2.Connected Car社会実証の推進とテストベッドの構築
3.データ相互利活用の推進
4.Connected Car社会実現ロードマップ
「Connected Car」による新たなビジネス・サービスの可能性では、モバイルネットワークの高速・大容量化やビッグデータ、AIが大きく進展し、つながるクルマが増えると、新サービスもどんどん増えていくと期待されています。ビジネス・サービス例として、運転手の感情・嗜好性に応じた提案や家庭内機器等との連動(音声アシスタント)などの内容が紹介されています。
出所:総務省 Connected Car 社会の実現に向けた研究会(第5回) 2017.6
道路交通に関する社会課題とConnected Carの可能性では、交通事故の低減や渋滞の解消・緩和、少子高齢化への対応が紹介されています。
出所:総務省 Connected Car 社会の実現に向けた研究会(第5回) 2017.6
Connected Car社会の実現に必要な通信では、
それぞれのサービスにおける通信に必要な要件を踏まえ、各分野毎にどのような通信が
必要になるか、以下のとおり整理しています。
狭域通信 : 車と車、車とインフラなど、狭い範囲にあるもの同士を結ぶ通信
スポット通信: 特定の場所において車とサーバーを結ぶ通信
広域通信 : 車とサーバーを結ぶ通信
出所:総務省 Connected Car 社会の実現に向けた研究会(第5回) 2017.6
Connected Car社会の実現に必要なデータの整理は以下のとおりです。
出所:総務省 Connected Car 社会の実現に向けた研究会(第5回) 2017.6
Connected Car社会に関わる多様なプレイヤーも登場しています。
出所:総務省 Connected Car 社会の実現に向けた研究会(第5回) 2017.6
Connected Car社会の実現に向けた推進方策としては、Connected Carにより安全・安心・快適な社会の実現に向けて、Connected Networkプロジェクト、Connected Dataプロジェクト、Connected Platformプロジェクトを進めていきます。
出所:総務省 Connected Car 社会の実現に向けた研究会(第5回) 2017.6
Connected Car社会実現ロードマップは、標準化・国際対応、プロジェクトの推進、SIP、自動運転など、以下のとおりです。
出所:総務省 Connected Car 社会の実現に向けた研究会(第5回) 2017.6