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IBMのスローガンはThinkだけど、ARCはそれを超えたかな(笑)

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IBMに入社した頃、会社のいたるところに「考えよ」の文字があって、外資系の会社の割にはなんだかダサイ(この言葉自体が既にダサイ言葉なのだが25年も前だから許してね)と思ったものだ。「Think」の日本語訳なことはわかるが、「小学生でもあるまいし、もっとかっこ良い言葉にしたらよいのに」と思っていたのだ。

キャリアを積んでこのThinkの重要さを認識出来るようになると、あぁ、流石一流の会社にはシンプルで奥の深いValueがあるものだなぁと思うようになった。
経験からも感じるが、ホワイトワーカーと言えども、仕事をしている時は意外と「考えて」いない。もっともこれは必ずしも悪いことではない。ルーチーンワークなどはある程度反射神経でこなすべきもので、いちいち考えていたら、効率が悪くてしようがないだろう。

しかし、変化が起きた時や変化を起こしたい時は、この「考える」能力でどんどん差が付いていく。ビジネスにおいては他との差別化が重要なファクターだが、「考える」ことによってその差別化は生まれていく。

ところで「考える」ことは非常に大切なのだが、その上にさらにしなければいけないこともある。考えたことを行動に移すことだ。せっかくの素晴らしい考えも、それにより行動が変わり、成果につながらないと、ビジネスの世界では無意味に近い。

さてアークコミュニケーションズの今年のスローガンは3つのPでPositioning、Proactive、Professionalであるが、Proactiveという言葉は事前にThinkしてActionを起こすことだと思っている
そう考えたら、アークコミュニケーションズは少なくともスローガンはIBMの上を行ったかなあと思って幸せな気分に(笑)

このProactive、以前にもエントリーを書いたが、大変訳しにくい。「考えよ」という訳がダサイと思った私だが、そもそもこの言葉にはぴったりする訳がつけづらい。結局、社内では「プロアクティブ」と訳さず使っている。ちなみにPositioningも適訳が見つからず、「ポジショニング」、professionalは市民権が取れたとは思うが、「プロフェッショナル」とそのまま言っている。このようにカタカナ言葉が多いのはやっぱりうちの会社って外資っぽいですかねぇ(=>谷川さん)


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