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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

「外資っぽい」は良いのか悪いのか

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 TLに「外資っぽい。 って悪い意味??」というつぶやきがあった。

 さっそく返信したのだけれど、そのつぶやきは「大抵は悪い意味に決まってるジャン」というものだった。そうしたならば、いくつか外資企業のイメージというか、実情みたいなもについてつぶやきがあった。

 どうやら、外資っぽいにはあまり良いイメージはないようだ。「白黒早すぎ、ドライすぎ、お金お金しすぎ、外国本社のいいなり」なんてことがつぶやかれた。まあ、これ確かに悪いイメージでもあるけれど、仕事ということを考えるとそれほど悪いものでもないかもしれない。

 白黒早すぎというのは、決断が早いことになるだろう。ドライすぎは物事を判断するときに感情的ではなく理論的に進めているともいえる。お金お金しすぎというのは、何事もコストや売上、利益を考えて活動することと言い換えられる。まあ、最後の外国本社のいいなりというのを良い意味に解釈するのは難しいけれど、強いて云うならばコーポレートガバナンスが効いているといったところだろうか。

 情緒的で判断が遅く、コスト意識が薄い上に会社としてのきちんとした方針が社員に浸透していないなんていうと、どう考えてもダメダメな会社だ。外資企業はその反対に位置するんじゃないということにも。けれども、外資って冷たいとかお金に執着しているとか、本社が厳しくて日本じゃなにも自由がないとかいうことになると、悪いイメージになる。本質的には同じはずなのに。

 さて皆さんは、外資企業についてのイメージとしては、いったいどう感じているだろうか。悪い意味に決まっているジャンとつぶやいたけれど、じつは個人的にはさっぱりしているし分かりやすいので、外資っぽいのはけっこう気に入っているかもしれない。根回ししたり情緒的だったりすると、そんな組織からは飛び出したくなるので。

 ところで、そのあとのつぶやきで、「ぽい」がいかんのじゃないかというのがあった。外資だけならいいけれど、ぽいがつくとイメージが悪くなるということ。「幼稚っぽい」「間抜けっぽい」など、ぽいがつくとあまり良いものがなさそうと言うのだ。日本企業っぽいも、たしかにあまり良いイメージには聞こえないかも。

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