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新しいもの好きのIT系講師が日々進化するテクノロジーに悪戦苦闘!!

« 2006年9月7日

2006年9月11日の投稿

2006年9月12日 »

 私たちインストラクターは講習会をとおしてお客様と接するのですが,講習会で重要なのは、受講生の皆さんが当初の目的を達成し、想い描いていたスキルレベルまで向上していただくお手伝いを行うことです。そのためには、技術をしっかりお伝えすることも大事ですが、何よりもまず受講生のみなさんが、「がんばってスキルを身につけるぞ!」という高い意識を持っていただく環境をご用意することが重要であったりします。
 私がインストラクターになる少し前に、インストラクター向けのトレーニングがあり、板書の仕方やプレゼンの仕方などを学ぶ機会がありました。その中で、非常に興味深かったのは、人間の欲求には階層があるという『マズローの法則』に関する話です。
 10年くらい前に聞いた話ですし、専門家ではないので、ニュアンスは違うかもしれませんが、少し紹介します。
 人間の欲求は5つの段階(レベル)があり、下位のレベルの欲求が満たされた時点で、はじめて次のレベルの欲求が生じるというものです。欲求のレベルとしては下位のレベルから「生理的欲求」、「安全の欲求」、「社会的欲求」、「自我の欲求」、「自己実現の欲求」があります。
 この中で、講習会を受講される方が、自らのスキルを向上させたいという欲求に当てはまるのが「自我の欲求」らしいです。少なくとも私たちインストラクターは、受講生の皆さんに「自我の欲求」を持っていただけるように、それ以下の欲求を満たしてあげなければ講習会の成果が出にくいということです。そのため、講習会の最初に、トイレ行きたくなったらここにありますよとか、おなか空いたら食堂はここにありますよといった具合に人間として生理的に発生する欲求に対する解決方法を案内します(生理的欲求)。同様に、万が一の場合の避難経路を伝え安全であることを伝え(安全の欲求)、見知らぬ人が一つの教室で講習を受講することで自分だけ落ちこぼれるのでは?という不安を払拭するために自己紹介などで同じくらいスキルの人が集まっているという安心感を持っていただきます(社会的欲求)。これで安心して講義内容に集中できるのです。
 そんなインストラクターのコントロールを見事にいとも簡単につぶしてしまうのが「室温」です。空調が効かなくて”暑い”、あるいは効き過ぎて”寒い”という事象です。暑すぎるからなんとか涼みたい、寒過ぎるからあたたかいところへ移動したいというのは、まさに「生理的欲求」、あるいは「安全の欲求」であり、このような状況下でいくらインストラクターが一生懸命解説しても、受講生の関心事はスキル向上よりも室温のことで頭がいっぱいになっているのです。
 実際に受講者の皆様のアンケートコメントでも、非常に多いのが室温に関することです。
 私たちは講習内容を良いものにすると同時に、快適な研修環境をご提供できるように日々挑戦しています。

松尾 圭浩

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松尾 圭浩

松尾 圭浩

株式会社富士通ラーニングメディアでIT系インストラクターを担当。主に、ネットワーク、運用管理、オブジェクト指向を実施。 趣味は、Notes/Domino

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