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クライアントの言葉に傷つくことのあるSIの方や、SIの言葉に何か騙されているような気がしているクライアントの方へ

« 2012年1月28日

2012年2月25日の投稿

2012年3月31日 »

昔、ジェットコースターが好きでした。

中でもお気に入りは、今はもうIKEA神戸となってしまったところにあった、神戸ポートピアランドにあった「BMR(ババリアン・マウンテン・レールロード)」。

(参考)自分が乗ってた型のバージョンアップ版?のしかもウェブ魚拓みたいなもの
http://tw.silk.to/am/portopialand/www.portopialand.co.jp/attraction/excite/bmr.html

自分の記憶では、通常のジェットコースター車両より全長の短い車両を連結してまさに列車化して高速(といってもドドンパとかよりはずっと遅い)かつ旋回が多く、またそれが山(本物ではない)の外や中を走り抜ける、という、気分爽快なものでした。当時は回転系が流行ってたんですが、回転系はあっという間に終わる割に乗車価格が高い。それに比べてこれはまだ廉価で長く楽しめてスリルもある、というのが気に入ってました。

・・・関西に暮らしてたからかもしれませんね。関東の人なら東京ディズニーランドのビッグサンダー・マウンテンなんでしょうね。でも、こちらの方が若干早かったみたいです、当時は知らなかったけど。

http://ja.wikipedia.org/wiki/BMR-X

その後、木製コースターブームが来たりして。ナガシマスパーランドとかにもずっと行ってみたい、と思いながら、結局地の利が許さず未だ行けずに居ます。「それほど好きじゃないじゃん」と言われそうですね。

3年半程前、初めて富士急ハイランドに行きました。家族で。ちょっとした機会があって、と言っても入場券もらった、とかではなく、ちゃんと自発的に選択して富士急ハイランドにしたのですが。富士急ハイランドのオフィシャルホテルである、ハイランドホテル&スパのプランにわざわざして。中々贅沢な旅でした(笑)

どこの併設型ホテルでもそうだと思うのですが、オフィシャルホテルに泊まると入場が一般に比べて優先されます。優先ってことは、やはりアトラクションも待たずに乗れ易い訳です。当たり前ですが。せっかく富士急に来てるんだから、ジェットコースターに乗らないと!妻と息子に言うのですが、怖いからヤダと(苦笑)。何しに来てんねん!とか言いながら、じゃあいい、自分だけで乗って来る!と言って、「ドドンパ」「FUJIYAMA」「ええじゃないか」のどれに乗るか迷いつつ、自分は「FUJIYAMA」に乗りました。

※まだその時には「高飛車」はありませんでした。

まぁ周りは若い人達ばかりで、しかもおっさん一人で乗ってる、というのはその時間にはまず見当たらないケースなのですが、優先入場の始発だったので開き直ることにしました(笑)

コースターが動くと、まぁ、周りはキャーキャー言ってる訳ですが(※あれはほんとに怖くなくてもとりあえず場の盛り上がりとして言わなきゃいけない気分になるのかもしれませんが(笑))、自分はかつてジェットコースターによく乗っていた時のように、静かにその高さとスピードを楽しみます。

久々にジェットコースター乗ったけど、やっぱり楽しいなぁ・・・。

という気持ちと、

いや、これ、所詮、人工建造物だし機械だし、ふと壊れるなんてこともあるかもなぁ・・・。

という気持ちが同時にもたげてきました。そういう意味で少し恐怖に感じるところも出てきて。昔ジェットコースターに乗ってた時はそんなこと考えもしなかったんですけどね。

それは、その前年に起こった、自分の実家の近くにあった遊園地でのジェットコースターによる事故発生も影響しているかもしれません。その事故の発生原因は、金属疲労と、その金属疲労を発見できるような点検行為が行われていなかったからのようですが。

事故が起こったアトラクションは、自分が割と大きくなった頃にできたもので、あまり回数は乗ってなかったのですが、自分がよく乗っていた別のジェットコースターもそうだったのかもしれません。

※<重要な注記>富士急ハイランド、およびスタッフの方々が非常に入念に試運転や日常点検されてらっしゃる、というのは日頃テレビ等で拝見しておりそれは知ってます。富士急ハイランドに対して人為的ミスや怠慢、設計ミス等を危惧するものではありません。これだけは真面目にお伝えしておきます。

元の話に戻します。

ジェットコースターは楽しむには楽しみました。でも、他のジェットコースターには乗りませんでした。家族が一緒に乗ってくれなかったり、時間も過ぎて並ぶようになってしまったから、という理由もありますが。もちろん他のアトラクションは楽しみましたが。一日過ごしてみて十分楽しみましたが。また、今後、だからと言ってその後も一切ジェットコースターに乗ってないか、と言えばそうでもなく、今後もそうでも無いのですが。

よくよく考えると、設計の基準や使用する材料、細かく言えば、その後点検を行うにしても、その点検の規準だけではなく必要な治具にしても、誰かが作ったものです。それはきっとその分野に詳しい、専門家が作った”もの”かもしれませんが、それが本当に妥当かどうか、少なくとも自分は判断の基準を持ちません。そこは盲目的に信用・信頼するしかありません。

昨年は、こちらも痛ましい事故、として、焼肉店で提供されたユッケによる食中毒事件もありましたが、それにしても「そんな調理法をしてたなんて」というのもありますが、「肉の生食についての規準」があんなに曖昧だったなんてことを知っていた方も少ないのでは無いでしょうか?一方、じゃあ、その規準が妥当なのかを判断もできない。危ない橋は渡らない、という選択もあるのかもしれませんが、それはそれで文化も廃れるだけで。

※生肉を食するのが良いですよ、と言っている訳ではありません。自分は正直今でも食べますが、自己責任だと思っています。

街を車で走っていると、割と無謀な運転をしている車やバイクに出会うことがあります。たいていの車やバイクは、そういった無謀者を避けるように”自発的”に動きます。ただ、そういう無謀な人って、「自分と同じような無謀なことをする人が居ない」ことを前提に動いているようにも思えます。そういう意味では他を信頼しきってるのだな、と普段から思っています。

また、無謀運転している人にも限ったことでは無いですよね。信号や(日本の場合)左側通行だとか標識だとか、それを守るのがルールだとは決まっていても、そのルールを守るかどうかは実際のところその人次第な訳であり、普段の往来でも対向の見ず知らずの人を暗黙の了解で「信頼」してるからこそ、自分も安全に動けるのではないか、と思います。

何か結論がある訳じゃないのですが、信頼のもとに世の中は成り立ってるな、と、今週北海道に出張した際、飛行機に乗って、「(今までそんなこと考えたことも無かったけど)よくこんな大きな鉄の塊が飛んでるよな」とか「これ、操縦してる人って数百人の命預かってる訳だよな」とか「安全のしおりやら機内アナウンスで、『酸素マスクは”必要な時”降りてきます』って書いてたり言ってたりするけど、そもそも”必要な時”の判断は誰がするんだよ?パイロット?スタッフ?自動?自動だったらどんな判断で?センサー?そのセンサーってどんな検査基準なの?」とかふとあれこれ考え始めて、改めて思い巡らしていた今日この頃です。

t-senoo

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プロフィール

妹尾 高史

妹尾 高史

某輸送用機器製造メーカー勤務。国内四輪販売会社向けのITによる業務支援企画部門所属。
ミニ鍵盤奏者、という新しいミュージシャンカテゴリーを開拓中。

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