抱き込め!ユーザー、巻き込め!デベロッパー:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 抱き込め!ユーザー、巻き込め!デベロッパー

クライアントの言葉に傷つくことのあるSIの方や、SIの言葉に何か騙されているような気がしているクライアントの方へ

« 2010年8月16日

2010年8月23日の投稿

2010年9月18日 »

ここのところ、オルタナで「見える化」についてのエントリー、結構ありましたよね。

もう旬を過ぎてしまったかもしれませんが、改めてエントリーしてみる。

一応、社会人、と言われる生活を初めて約20年。あんなこと、こんなこと、ありましたよね、というのを振り返ってみると、所謂「見える化」というものに付き合わされた(苦笑)ことは多々多々あります。

・・・付き合わされた、て、あーた、と言われるかもしれません。

いや、でもね、働いている側からすれば、自分が受け持った担当内容を黙々と進めなくてはいけない中で、他の人に対して見える形に整える、という仕事は、やっぱり負荷は負荷なのですよ。・・・と、今は偉くなっている人達も過去にはそう思っていたはず(笑)

一方で、ちゃんと「見える化」できてないと、お前が考えていることなんか100わかろうたって無理じゃろうが、とか、組織として仕事をしている以上、誰かが本当に危なくなった時に一人でその責任をしょいこんで、個人の責任から会社の責任になるようなことは絶対やっちゃいけないので、状態がいつもわかるようにしておけ、という偉い人側からの立場も「そらそうだよなぁ」と納得もする。

ただね、よくよく考えてみると、「見える化」しなきゃいけない、というのは逆に言えば、見えるようになっていないからであって、もう一歩進めて言えば、じゃあ普段から「見せる化」できているのか?ってところに尽きるのかな?と。

自分なんか根性無しなもんで、「見える化」どころか「見せる化」して無いと、ギブアップも言いにくいんで(苦笑)、それは心掛けているかもしれません(爆)

本人として、「自分はこれだけ仕事してるよー」とか思っても、当たり前だけど他人である同僚や上司にはその実際の中身は伝わらない訳です。人によっては、「それをちゃんと汲み取れるのが上司の役目である」なんて考えている人も居るかもしれませんが、考えてもみましょう、所詮上司だって人間なのだし、じゃあ他にも部下である人間がたくさんいる中で聖徳太子のようにそれぞれの中身をさばけて・・・なんて上司は滅多に居ない、と考える方が妥当でしょう。・・・たまに居ますけどね、そんな人。

そんな中で自分が楽に仕事をするために、自分が本当にダメになった時にアラートを上げやすいようにするためには、「見える化」という見る側が主語になったことをするのではなく、「見せる化」しておかないと自分が苦しくなるだけなのです。

それは、通常求められる報告書のフォーマットにきちんと定期的に記述しておく、という段取りの話ではありません。姑息かもしれないけど、普段から、

「俺は担当している中でここを特にやってます」

とか、

「(本当は自分の腹ではこうだ、と決まっていても)これ、こう進めようと思うんですけど、どう思われます?」

とか、

「ここ、やっぱりちょっと自分ではしんどいんですよね・・・」

とコミュニケーションをしておくことに尽きるような気がします。経験上。

え?それだけ?と言われるかもしれません。

でも、そうしておくことにより、自分の内情、現状の関心事項、等は伝わるので、報告資料に書く内容がぐっと文字数が少なくなり、結果として”行間を読んで”もらえることになるのです。

また、もう一つの開き直り(?)として、上司が判断する前に、自分で結果が出てないことに関しては「ダメ。よって評価として×だ」ということを自分で認める勇気も必要でしょう。

よく、報告資料等で、「こうなってしまったのは自分の責任では無い、みんな他者が悪いんだ」的な資料を見ることがあるのですが、そういった時に限って(あくまで自分が体験した例に過ぎないけど)本当はもっと前にアラートを上げて、絡まった糸をほどくための対応を色んな観点(上司から、別の担当から、会社同士の対応として考え直す、とか)から行えば、もうちょっと局面は変わったのではないか?と思わせることが多々あります。

そういった報告をされてしまうと、「見える化」しました、と言われても、きっとその人の「見える化」=信用に足るものか?という疑念を抱かせてしまう、と思うのです。

自分がバカなだけなのかもしれませんが、自分の否を認められるかられないか?、それが損と感じる人も多いかもしれませんが、仕事も所詮、”人”がやることなので、超ネガティブになっている状態で、さらにこねくりまわすよりも、人をあっさり変える、という方がうまく行くことだってあるのでは?と思います。自分の評価がそこで下がろうと、会社としてネガティブにならなくて済むのですから。下がった評価は自分自身、どこかで取り返せば良いのです、自分が確実に自信を持てる何かで。それがあることが前提ですが。

ただし、今までつらつらと書いてきたようなことで「見える化」=「見せる化」で済ませるためには一つの重要なファクターがあります。

・ちゃんと、「こいつはこれならやり切れる」、と皆が認めてもらえる実績を作ること

・自分が「これならやり切れる」と思えることは、何があってもやりきること

・これはこうだからうまく行ってないんです、これはこうだからやれると思います、という理由に信憑性が確保できること

「見える化」しろってことは、企業運営が円滑に進んでるかどうか上の人が確認したい訳ですから、そもそも嘘をついちゃいけない訳です。だからといって、白・・・OKです、黒・・・NGです、とはっきり言い切れる程の状態になっていないことも多々ある訳であって、そこは自分の「俺なら、何があってもやりきれます」、というプライドを別にすればどっちに転ぶかはその「見える化」しようとしている本人の”資質”によるところも多い訳です。

でも、本人の”資質”って何で測りますかね?と。プライドだけで仕事はできません。あくまで仕事は”事実”だけです。そのためには、その「見える化」させる内容についての信憑性を確保するための個人の”実績”の積み上げ、それは成績だけではなく普段の言動や論理性に掛かっている、と思うのです。

みなさんの周りにもいらっしゃいませんか?今、今時点では実績が上がってなくてもその現状報告が何となくもっともらしくて、周囲からすれば「それを鵜呑みにしてええんかい!」と上司が思いつつも、期日が来るとちゃんとそのとおりになっている人。それが真理、だとは言えませんが、少なく共、「やれる要素を見せておく」→「そこに信憑性を確保するために実績を作っておく」→「普段からコミュニケーションして、自分の状態を示しておく」という3点セットが「見える化」、というよりしつこいようですが、「見える化」するための立場としての下のもんからすれば「見せる化」の必須条件だと思うのです。

・・・事実、その方が楽に仕事進められますよ、きっと。

※このテーマはオルタナで盛り上がってた時から書きたい、と思っていたのですが、諸般の事情により今日まで掛かってしまいました。で、また別の諸般の事情によりインプロビゼーションみたいなエントリーになってしまったことを事前にお詫びしておきます。支離滅裂だったらごめんなさい。

t-senoo

« 2010年8月16日

2010年8月23日の投稿

2010年9月18日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

妹尾 高史

妹尾 高史

某輸送用機器製造メーカー勤務。国内四輪販売会社向けのITによる業務支援企画部門所属。
ミニ鍵盤奏者、という新しいミュージシャンカテゴリーを開拓中。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
usrtodev
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ