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クライアントの言葉に傷つくことのあるSIの方や、SIの言葉に何か騙されているような気がしているクライアントの方へ

« 2008年11月14日

2008年11月16日の投稿

2008年11月18日 »

既に今更感のある話だが、「定額給付金」なるものがもらえるらしい。

うちの世帯収入で言えば、辞退を促すらしき下限ラインに、遠く遠く遠く及ばない、半分になったって及ばないので、ありがたくもらえるものはもらっておくつもり。

そこは少しでもホントありがとうございます、には変わりないのだが。

ただ、「定額給付金」は”何のために出すんですか?”のその目的や、その出すことによって何が達成できることが目標で、それを達成するための目標要件が個人的にはあまりにはっきりしてないように感じられる。

だから今いち賛同を得られないのだと思う。

なんかね、ある業務を達成させるためにシステムを開発する、といって、その後その業務の実績が上がらないから、って、その問題を掘り下げずに、今度システムの利用率を高めさせるにはどうしたら良いか?的な不毛なループをいくつとなく見てきたので、ある意味それと同じような気がしてしまう。

「定額給付金」は正確には「生活支援定額給付金」というらしい。
じゃあ目的は”生活支援”ということで良いのだろうか。
じゃあ今度はその対象者は誰なのだろうか?
国民の・・・と言うのであれば、所得制限もへったくれもなく全員だろうし、その生活支援がその人の最低必要な支出に対して公平になるようにしたいのなら、そもそも定額、というより、その所得に応じたある一定率とかにする方が妥当なのでは無いか?と思うし、何より一番生活に困ってそうな人を支援するのであれば、生活保護を受けておられる方や昨今話題になっている国民健康保険が払えない、といった方を優先すべきだろう。

また、(あわよくば)景気対策にもつなげたい、ということなのであれば、その給付金が実際に消費されない限り、市中には出回らないのだから、まだ昔の「地域振興券」のようなものの方が良いかもしれない。前回の反省(?)をきちんと踏まえるのであれば、現金での出費を「地域振興券」に振り替えただけで、現金が貯蓄に回され継続的な景気対策にはつながらなかった、との意見もあるようだから、かえって16,000円なんて金額ではなく、(飛躍し過ぎているかもしれないが)おつりの出ない200,000円券とかの方が、宝くじ的に「そんなことが無い限り、普段買おうなんて考えもしなかった」消費に回ることが考えられ、余程景気対策になるのでは無いだろうか?

また、総額2兆円規模の財政出動を伴うことにより、達成できる目標は何なのか?実はここが全く明確では無いように思う。したがって、それを実現させるための要件が見い出せていないのでは無いだろうか。

本質的な問題から言えば、決してある特定の誰かや集団だけを悪者にする気は無いが、生活者が経済不安に陥っているのは何故か?という所である。そもそもこれが解消しない限り生活は良くならないのだ。問題を取り違えてはいけない。と、永井さんの本にも書いてある。

と、「定額給付金」制度についてくだをまいてみたが、自分達の普段の仕事においても、必ずそれは明確な目的とその目的が達成できたと言える目標づくりとそれを実現するための目標要件が設定できているかどうか。これを一つの「他山の石」として(自分自身ももちろん含めて)仕事の見直しをしてみるのも良いのでは無いか、と思う。

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戦略プロフェッショナルの心得 ―ビジネスの現場で、理論だけの戦略が実行できない理由

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妹尾 高史

妹尾 高史

某輸送用機器製造メーカー勤務。国内四輪販売会社向けのITによる業務支援企画部門所属。
ミニ鍵盤奏者、という新しいミュージシャンカテゴリーを開拓中。

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