クライアントの言葉に傷つくことのあるSIの方や、SIの言葉に何か騙されているような気がしているクライアントの方へ
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友達の話です。
数年前、彼は打率3割、ホームラン30本、盗塁30個を記録しました。
でも、契約更改の際、「今年はまぐれかもしれないから、給料は上げられない」と比較的低いラインで据え置かれました。
次の年も、彼は打率3割、ホームラン30本、盗塁30個を記録しました。
でも、契約更改の際、「他の有力新人を取るのに契約金が必要だから、給料はそれ程上げられない」と比較的低いラインで据え置かれました。
その次の年、彼は打率3割、ホームランは20本に減ったものの、コーチを兼任しました。
でも、契約更改の際、「今年は他のベテランの手前があるから、給料はそれ程上げられない」と、例年より少しは上がったもののそれ程大きな変動はありませんでした。
そしてその次の年、彼は全く打てなくなりました。やることなすこと空回りして、ついに最後まで復活できませんでした。
でも、契約更改の際、「まぁ来年もあるしね」と、特に減額されることなく、昨年と変わらぬ変動ぶりで、例年よりは少しは上がったもののそれ程大きな変動はありませんでした。
彼は成果主義を喧伝しているチームに属しています。何か腑に落ちなかったそうです。自分も「確かになぁ」と思いました。
※便宜上野球に例えましたが、友達はプロ野球人ではありません。あらかじめご了承願います。
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