クライアントの言葉に傷つくことのあるSIの方や、SIの言葉に何か騙されているような気がしているクライアントの方へ
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2007年11月26日 » |
先日、上司と自分達の担当の中心である基幹業務システムのヒアリングに利用者である取引先の会社に出張した。
自分のメインタスクでは無いのだが声が掛かり・・・。まぁ「たまには気分でも変えて・・・」ということで連れて行ってくれたのだろう、と思う。
元々は上司と別の上司が、次の姿を検討するにあたってのネタにしたい、ということでいくつか出向いているものの一環なので、「何を」「どこまで踏み込んで」というところに自分の介入する余地は無いが、少なくとも先方に対しては「何でもざっくばらんに利用システムの要望を聞かせていただきに行く」とは伝えられているようだ。
で、今回の出張は3社。そのうちの3社目。
上司:「(前略)・・・で、日頃ご利用いただく中で、疑問や不満に感じられている所をざっくばらんにお聞かせいただければ、と思います。」
先方:「シンプルにして下さい」
上司:「シンプル・・・というと」
先方:「いや、とにかくシンプルにしてくれればそれでいいんです」
その後、まぁ色々とはご意見をお伺いしたのですが、たいていこういうヒアリングを始めると、とかくどこかの機能的な要望みたいなものであったり、維持運営に関するところであったり、と微細ではありつつも、具体的な話からスタートすることが多かったのだが、ある意味”謎掛け”的でもあり、”象徴”的でもある言葉で物を語られたのが初めてだったので、非常に印象深かった。
確かに、今だからこそ、再度原点に帰っても良いのではないか?、原点に戻れば自動的にシンプルになるのでは?と思う。
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