| « 2012年6月19日 | 2012年7月8日の投稿 |
2013年1月17日 » |
とはいえ、他のアーティストのCDセールスは目を覆うばかりなので、依然AKBとジャニーズの戦略行動の巧みさが光っているのが現状だ。
この二つのアイドルグループ群のマーケティング戦略を簡単に説明すると以下の通りになる。
共通点は以下のようなものだ。
・若年層からオトナにまでアピールできる、ビジュアル重視のティーンエイジャーを商品化
・セクシーさよりは親しみやすさ、中性的であったりロリータ的な世界観
・似たようなグループを量産し、少しずつテイストを変えることでファンを分別しつつ、クロスさせる
・楽曲はあまり凝らず、シンプルなメロディ・リズム、分かりやすい歌詞を使う
両者が異なるのは、AKB系はネット媒体への露出に積極的であるのに対し、ジャニーズはほぼ全く露出させないという点だ。
またAKBのほうが優れているのは、CDを売るという直接的な目標に向けて徹底していることであり、総選挙や握手会などへの参加や、ファンとしてサポートしたい個別のメンバーを応援するためにCDを買う、という行動理由を消費者に与えることに成功している点だ。商法としては昔からある「仮面ライダースナック」「プロ野球カード」「ビックリマンチョコ」などのように、商品であるはずのお菓子(やCD)よりも、おまけであるカードやシール(や握手券)などに希少価値を与えるやりかただ。雑誌社の宝島が、アパレルブランドと組んで始めた、特製景品付きの雑誌販売とも似ている。
AKBがそれらの例より巧みなのは、宝島やスナック類のやり方が商品とおまけの双方に関係性が薄く、そのおまけをもらっても、商品自体への愛着を深めることはないのに対して、AKBでは商品である女性アイドルとの接触という直接的なおまけであり、彼女たちへのロイヤルティをアップさせる良いインセンティブであることだ。
オバマ大統領は、彼独自のSNSから献金してくれた支持者に、お礼の電話をしたりディナーに招待するなどのインセンティブを用意したが、これに通ずるところがあるといえる。
» 続きを読む
| « 2012年6月19日 | 2012年7月8日の投稿 |
2013年1月17日 » |

顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
悩んだときの、自己啓発書の触れ方
考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
なんて素敵にフェイスブック
部下を叱る2つのポイント
第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命