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モバイルシフトとソーシャル化によって変化するネットの世界を、読者と一緒に探検するBlogです。

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2007年11月2日の投稿

2007年11月3日 »

Googleが提唱している『OpenSocial 』にmixiもMySpaceも賛同したというニュースが話題になっている。
要は、SNSのように外部に途絶した世界から、ある程度外に情報を引き出し、リンクさせ、異なるサービス間で共有させようということだ。

何年か前からSNSをより開かれた世界にして、同一IDで異なる複数のSNSを管理できるようにしよう、というアイデアはグローバルSNSとしてよく話題 にはのぼっていたが、そもそものビジネスモデルがユーザーの囲い込みである以上、それがうまくいくはずもない、というのが大方の結論=あきらめ、だったは ずだ。果たしてOpenSocialは、異なる複数のSNSをつなぐ共通APIとなれるのだろうか。

Googleは、基本的には彼らのクローラーが届く、という定義?の上で、オープンなWebの世界を望んでいる。そして、ありとあらゆるところに広告を出す(出したい)というのが彼らのビジネスモデルであることはいうまでもない。
だから、SNSのような存在は困る。いや、クローズドな世界であってもいいけど、Google自身のクローラーは通してよ、ということになる。

だから、OpenSocialの高尚な目標の裏には(企業としては正当な)下心がもちろんあるわけだ。
それでも、と敢えていうけれど、それでもなるべくWebをオープンにしておこうよ、という姿勢自体はやっぱり歓迎すべきもの、なのだろう。





 

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プロフィール

小川 浩

小川 浩

株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。ソーシャルプランナーユニット「オガワカズヒロ」のクリエイティブディレクター。著書に「Web2.0Book」「仕事で使える!Facebook超入門」「ソーシャルメディアマーケティング」「アップルvsグーグル」など。

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