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モバイルシフトとソーシャル化によって変化するネットの世界を、読者と一緒に探検するBlogです。

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2007年5月19日 »

新しいビジネスを起こそうということは、暗闇の中を、手探りで歩く、いや走るようなものだ。
もしかすると、成功の扉に、あとほんの数センチで届くのに、それと分からずにあきらめて立ち止まってしまうこともあり得る。可能性を信じて、あきらめずに前に進むということが必要になる。

経営者や、例えば他にも芸能人(彼らもある意味ベンチャーだ)は、占いや風水などに心の拠り所を求める人が多いと聞くが、暗闇で何も見えない中を全力で走っていれば心細くもなるし、何かにぶつかったときのことを考えれば、形のないものにも頼りたくなることは、十分気持ちが分かる。

アジアから日本へと活動の拠点を移すために99年の暮れに東南アジアから日本に帰国するときに、JALの機内で、僕は時計を買った。日本での成功を誓って、自分に気合いを入れるために。
(結局、いろいろあって、そのときのプロジェクトは撤退せざるを得ない状況になり、僕としては数年にわたる長い遠回りを強いられることになってしまったのだが)


ベンチャービジネスを起こすということは、何にも代え難いくらい楽しいのだが、同時にこのうえなく不安なものだ。だから、常にハイテンションでいないと、気力も体力も充実していないと、ずるずるっと落ちていきそうな感じがしてしまう。いや、実際に落ちる、立ち止まってしまうのだ。ほんとに気をつけないとならない。

フィードパスを辞して、久しぶりに本当に一人で事業を興すという立場になったわけだが、自分と利害を共有する部下がないことに不自由を感じながらも、それなりに楽しんでもいた。
ところが、2-3月にわずかな期間ではあるがインターンを迎えてみて、この人はいま、間違いなく僕だけのために働いてくれていると思ったら、なんだか無性に嬉しくなった。もちろん単なるアルバイトにすぎないわけで、僕の成功も失敗も、実際には関係のないことだろうとは思うのだが、それでも、とても心強くなった。風水よりも、よい占い結果よりも、僕の事業のために存在してくれる人がいるということは、代え難い幸せなのである。

先週から新たにインターンの学生がmodiphiのチームにジョインしたのだが、正直 前述のような不安や楽しみを十分に共有してくれるかどうかは分からないし、期待してはいけないのかもしれない。しかし、例えそうであっても、日々の気分を少しでもシェアできる相手ができることは、本当に嬉しいことなのだ。(しかも、この学生は来年には正式に社員として迎え入れる予定だ)

ベンチャーを志すのであれば、もっとも大事なことは自分を信じてあきらめないことだと思う。そして、その気力を振り絞るためには、周りの理解と助けがいる。仲間が一人、二人と増えてくる。そのときのありがたさを、忘れてはいけないな、とつくづく思っている。

今週は、僕にとって、非常に重要な一週間になる。心していきたい。

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hiro

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プロフィール

小川 浩

小川 浩

株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。ソーシャルプランナーユニット「オガワカズヒロ」のクリエイティブディレクター。著書に「Web2.0Book」「仕事で使える!Facebook超入門」「ソーシャルメディアマーケティング」「アップルvsグーグル」など。

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