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実はアロマテラピーに凝っていた時期があり、色んなエッセンシャルオイルを次から次へと買い込んで、混ぜたり炊いたりしながら試していました。2001年~2002年ぐらいだったか。
自分の記憶更新のために、何を試したか以下でメモしておくと。

 イランイラン
 オレンジ(ビター)
 オレンジ(スイート)
 カモミール
 クラリセージ
 グレープフルーツ
 サイプレス
 サンダルウッド
 シダーウッド
 ジャスミン
 ジュニパー
 ゼラニウム
 ティートゥリー
 ネロリ
 パチュリ
 フェンネル
 フランキンセンス
 ベチバー
 ペパーミント
 ベルガモット
 マジョラム
 メリッサ
 ユーカリ
 ラベンダー
 レモン
 ローズ(オットー)
 ローズマリー

だいたいこんなところ。ずいぶんあるな。むむ。

これらは無論いちどきに全部買ったわけではなく、ネット通販で1回につき3~4種類ぐらいずつ注文して、モノが届くと1つひとつの香りを確かめてみて、手持ちのオイルの組み合わせで可能な調合レシピを試してみたりといった感じでした。
凝っていたのはだいたい2年間ぐらいでしたが、今でも半分ぐらいの香りは思い出すことができます…。

香りというのは記憶が可能なんですね。

アロマテラピーは、経験マーケティングの文脈で言えば、経験そのものに他ならず、色々なエッセンシャルオイルを買って、レシピを参考にしながら自分で調合して、アロマポットで炊いたり、素焼きの陶器に染み込ませて蒸散させる行為は、ある種自分で楽しむ香りのDJのような楽しみですね。なかなか言語に落とし込みにくい特殊な経験です。

また表参道なんかにあるアロマ専門店で商品を選んだり、推奨してもらったりする行為もすごく経験価値系の体験ですね。店で選ぶのもなかなか悪くないです。男であるという気恥ずかしさを乗り越えなければなりませんが。

なかなか寝付けない時は、眠りを深くするレシピで混ぜて安全なアロマポットで炊いて寝ると、かなり効きます。試したのは確かラベンダー+カモミール+ネロリ。これは当初の1~2回、眠りが深すぎてどうしようもないという感じでした(でもまぁ香りに慣れると下記にあるような現象が出てきます)。
気分が沈んだ時に元気にするレシピというのもあったりして、確か柑橘系(オレンジ、グレープフルーツ、ベルガモット、レモン)と、ペパーミントと、針葉樹系(サイプレス、ジュニパー)を混ぜるんだったかな。
ティートゥリー(Tea Tree)には殺菌効果があり、玄関で蒸散させておくと、ウィルス性の風邪が蔓延している時期に外から入ってくるウィルスを滅菌してくれると言います。かなり薄めるとうがいにも使えます。
万能なのは、何といってもラベンダーですね。誰もが言うことですが。ラベンダーのいいのを1瓶持っておくと、いろいろ使いでがあります。傷があって風呂に入る際に少し入れてみたりとかですね。
ダントツはローズオットー。これのすごさは、うーん(言葉にしくい…)、あえて言えば、スーパーな貴婦人がそばにいてくれるので、見るたびにうっとりする、といった感じですね。

なかなか楽しい経験ではありますが、色んなレシピ(インターネットで見つかります)を試そうとすると、XXXXが足りない、******もない、ということになり、ある1つのレシピを試すためだけにお高いオイルを購入するということにもなっていきます。

色んな店で購入しましたが、エッセンシャルオイルに言える鉄則は、やはり高いものがよいということです。これは事実。
エッセンシャルオイルの製造工程を考えてみればすぐにわかります。お高いオイルの典型であるローズオットーなんか、うろ覚えですが、1瓶分を精製するために、トラック1台分のバラの花が必要だとかいう話があります。いや、もっとだったかも知れない。(でも、トラック1台分のバラの花というのも、ビジュアルにしてみるとすごい光景ですね。場所はブルガリアの農村。)

すべてが万事、植物の花や葉を精製してできるオイルなので、普通に作れば手間ひまが相当にかかります。多くの工程は手作業になります。従って、普通に作っていればコストが高くなり、商品価格も高くなるというわけです。まぁしょうがありませんね。。

でも試験的に、わりと入手しやすい価格のものと、その界隈ではもっとも高いものを売っている店から購入したものとを比べてみると、まったくと言っていいほど、天と地ほども違うと言っていいほど、違いがあります。これはお茶やシングルモルトウィスキーにも通じる話ですね。これらが抱えている構造は同じです。

まぁそれはさておき。

アロマテラピーで1つ書き添えておかなければいけないことは、人間の鼻は、特定の香りだけを嗅いでいると、慣れてしまうということ。
鼻がばかになることはありませんが、当初は非常に魅力的だった香りが、嗅ぎ続けているとだんだん慣れてしまって、何の魅力も感じなくなるということが起こります。
これが、アロマテラピーの”効き”にすごく関わってくるように思います。

アロマテラピーの数々の効用は、大部な書物なんかでは、相応に科学的な説明がなされており、一部では科学的に有用(明確な因果関係が認められる)とされていますが、私はシロートなので、そこには入り込みません。自分で試した結果、それなりに効く感じのするレシピがあることは確かです。そこどまり。

その”効き”に鼻の”慣れ”が関わってきます。自分の鼻があるオイルの香りやあるレシピの香りに慣れてしまうと、主観的に言って、その香りがつまんなくなります。すると、その香りに接した時にあった軽い知的興奮や何かも薄らいでしまって、それによって効かなくなる、というパターンがあるように思いました。なおこれは、私個人の経験の主観的な記述であって、誰もがそうだとは限らないと思います。

なので、アロマテラピーに継続的に関わっていくためには、自分の鼻を飽きさせない工夫が必要なのではないかと思います。手変え品変え、いろいろトライしてみる。
蒸散方法を工夫してみたり、別なブランドのを試してみたりと。

まとまりがありませんが、この時期、なぜか、アロマテラピーについてメモを書き留めておきたくなって書いた次第。

追記。

ただ、考えてみると、この飽きの問題も、短期集中的にきわめようとするから起こる問題なのかも知れません。飽きとは、人間の感官が、比較的短い間に何度も繰り返し同じ刺激を与えられることからくる現象ですから、それをやめればよい。すなわち、自分の嗅覚において、ある香りの印象が薄らいだ頃に、同じ香りをかがせてやれば、飽きは避けられる。

ということから、1~2年でアロマテラピーをきわめるなんていうアプローチではなく、5年ぐらいかけて、じっくり取り組むアプローチでいくと、たぶん、飽きの問題は起こらず、ずっと末永く楽しめると思います。買うのは、1ヶ月に1種類だけ。それもいいものを買う。そういったやり方でいくと、一生楽しめると思います。

かくいう自分も、当時飽きたなと思ったレシピやオイルをいまかいでみると、たぶんものすごく新鮮な感じがして、その魅力を再発見するかも知れません。

後日追記。

ゼラニウムとシダーウッドを忘れていました。ゼラニウムもかなり万能系のオイルですね。

dimaizum

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プロフィール

今泉 大輔

今泉 大輔

株式会社インフラコモンズ代表取締役。
国内の太陽光、木質バイオ、石炭火力の発電案件。海外の天然ガスに関係した案件の上流部分のアレンジメントを行っている。その他、リサーチ分野として、スマートグリッド、代替的な都市交通、エネルギーの輸出入。電力関連の近著も。

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