Report on Japan's infrastructure topic on weekend.
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一緒に新規事業の準備を進めているI君から少し前に「今泉さんは食べ物の話をぜんぜんブログに書きませんね」と言われた。ここはオルタナティブブログだし、もごもごもご…。
今回、京都訪問ご一行様のひとりとして食べた料理のうちで、特筆に価するのが繁華街烏丸にあるKICHIRIのリゾット。
この店はコースのお値段(3,500円と5,000円)が非常に良心的な割りには、1品1品がきちんと作られていて、何も知らなければ1万弱ぐらいのコースだと思うんではないかと思えるほど。見た目がきれいなのもさることながら、味に料理人の方の冴え(料理に対する愛情+才能)が感じられました。
もっとも私の舌は、先日のビールのブラインドテイスティングでことごとくはずしたあまり信頼度が高くはないものなので、あてにしてはいけません。でもまぁコース全般の満足度は120%だったです。3,800円均一という優れたバジェット感覚のワインも、赤のなんとか言うイタリアのを頼みましたがパフォーマンス高かったです。
追加でリゾットと中トロ炙り寿司を頼みました。これがまたいけた。リゾットは見た目が円筒形のケーキ風。黒ゴマが混ざっていたように思います。米は固め(大切なポイント)。味付けはゴルゴンゾーラ+ワイン+塩という感じ(たぶん。自信なし)。そこに香り付けで中華料理で使う八角(これは店の人に確かめました)。ゴルゴンゾーラと八角が合わさるとどんな味覚になるかわかりますか?アラビアンナイトのフライングカーペット状態です。
ウェブを見てみると関西圏を中心に40店舗前後を展開しているレストランチェーンなんですね。東京は池袋にカジュアル路線の業態が1店あります。ですが、ここにあるモダンジャパニーズダイニング路線の店舗を一度、機会があったら試してみることをお勧めします。店舗の内装もかなり気持ちがいいです。赤坂にもぜひ1店舗、出してください。
ごぶさたしてました。先週月曜日から金曜日まで京都に滞在していました。宿は日航プリンセス京都。人の手間隙を惜しまない宿ですね。コストが気になりました(^^;
自分が詰めている部ではコンサルタント向けのトレーニングプログラムをグローバルで実施しており、私はコンサルタントではないものの今回は同行させてもらって、一緒に受けてきました。講師は英国人。講義もロールプレイも英語というパターンです(-。-;)。CXOを口説くための体系だった方法論、およびエモーショナルな共感を呼び起こすコミュニケーション手法というものが主な内容でした。この種のものを受けるのは初めてですが、密度は高く、恥をかきながらなんとかこなしました。
さて。京都と言えばお茶屋文化。さる方が「舞妓がいるバーを経験したい」と言い出し、よろづ調べ物役の当方がある筋でもって探索したところ、宮川町のK屋というお茶屋付属のバーに潜入することができました。そこの方々からも聞きましたが、一見さんでは入れない店だとのことです。どのようにしてたどりつけたかは秘密…。
お茶屋にはもともと座敷が空くまで客を待たせておく空間があるらしく、そこで軽い酒食も出していたようです。一部のお茶屋がその空間を改装してモダンなバーに仕立てて、客に来させているわけです。
K屋のバーは10人も座ればいっぱいになるカウンターとその脇の小座敷から成っています。われわれは8名で行ったので、横一列でカウンターを占領しました。そのカウンターの向こうに京都が育んだ文化であるところの舞妓さんが計3人、フルにトラディショナルな装いをして、パーフェクトなメークアップで立たれました。ものすごくゴージャスな体験です。映画「細雪」3時間分を15分で実演で見せられるかのような凝縮度の高い視覚経験&空間経験でした。ナマの力というのはすごいです。(ここに参考写真がありますが、ナマは迫力が違います。)
実はその翌々日にお座敷も体験してしまいましたが、個人的にはカウンターの向こうに立つ3名の舞妓はん体験の方が圧倒的な印象として残りました。(でもまぁ一生に一回でたくさんですね。自腹だし…)
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