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ブラック・スワンの著者であるタレブ氏による箴言です。

私はブラックスワンを途中で放り投げました。理由は、あまりにも冗長な表現ばかりのため読み進めることをあきらめました(シンプルでない)。ですが、マルコム・グラッドウェル氏が短編集の中でタレブ氏のインタービューがあります。それも2008年前に取材のため、2008年の結果とあわせるとタレブ氏の慧眼恐るべしと言えます。このため、タレブ氏に関しては興味を継続的に持っていたため、本書を手に取りました。

ブラックジョーク的な箴言は以下が面白いと思います。

"「聞き上手」と言うのは、普通、無関心を取り繕うのがすばらしくうまい人のことである"

"サラリーマンとは制度化された奴隷のことだとわからない人は、目が見えないか、さもなければサラリーマンかのどちらかだ。"

"チェスを学んでもチェスの治術しか身につかないと言うとみんな頷くのに、教室で学んでも(ほとんど)教室での技術しか身につかないと言うとみんな頷かない。"

投資家(?)として他とは違った側面を持つ著者だから言える言葉は以下が面白いと思います。

"予測という営みをもっと真剣に受け止めさせたけければ、セム語族の言葉では予測と「予言」が同じ単語だと教えてやればいい。"

 "バカが「時間の無駄」と言ったら、それはだいたい最高の投資対象だ。"

"普通の人は話(や状況)の似たところ目をつける。優れた人は違いに目をつける。"

"カモがはまる罠とは、自分知っていて他人が知らないことに目を向けることだ。その逆ではない。"

"二つのうちどちらを選ぶかを迷ったらどちらも選ぶな。"

本書は、著者の仕事と経験を元にしたブラックジョークがいくばくか含まれた表現になっています。特に、他の人と視点の違いが見え隠れしているところが秀逸だと思います。だからブラックスワンや不況時に大成功しているのでしょう。

他の人と同じでは成功が一定ですが、まったく違えば大成功する可能性を秘めていることを示唆しているようにみます。IT業界ではAppleはそういった傾向が強いように思えます。

著者は本書の様なスタイルが自分にあっていることを著書内で書いています。ブラックスワンを読めなかった私でも本書は読みきれました。私もタレブ氏はこっちのスタイルの方が合っていると思います。

ついでに箴言は読めませんでしたし、意味も知りませんでした...

櫻吉 清(さくらきち きよし)

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