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元MSKKの社長である成毛氏の本です。著者は多読の読書家で有名です。"本は10冊同時に読め!"が面白かったので手に取りましたが、本書も面白い本の一冊です。

特に説得ある各種統計情報が多く載っています(これが本書の名前の由来です)。

例えば、アメリカ人が取得しやすい言語の調査で、日本語は2200時間の授業を要しレベル3に到達できるそうです。これは、インド・ヨーロッパ語族を除けば、クメール語やベトナム語などよりも難しいようです。この結果は英語と日本語の距離感を表しているでしょう。

本書の中で読書量の調査結果が記されていますが、私は愕然としながらもそうかも知れないと思わなくもありません。電車の中でも本を読んでいる人を見かけることは少ないですし、周りで本当によく読んでいるという人ほとんど見かけません。このため、この状況は仕方が無いのではないかとさえ思えます。改善は必要だと思いますが、抜本的な方法は変えないといけない気がします

本を読むことが大切かどうかは私にはうまく理由を説明できませんが、読まないよりも読むほうが悪いことだとは思えません。時間当たりに費用対効果は、十分に高いと思います(効果に関してはいろいろとあると思いますが)。

また、教育勅語、泥縄、夏目漱石や二葉亭四迷の"I love you."の訳等の逸話やアルバニアのねずみ講の話を読むたびに、如何に自分の知識が少ないかを恥ずかしくなります。そんなのトリビアだろうと言う考えもありますが、知識は多くて悪いことではありませんし、物事を考える上でのベースになることもあります。

私はほとんど英語が出来ません。就職活動しているときに某ソフトメーカの最終面談で、あるトップが私の英語の試験結果を見て"さいころふったの?"と聞かれたほどですが、Gartnerの記事やdeveloper系の英語説明資料はなんとか読み解くことが出来ます(英語のdev系サイトはサンプルソースなどもあるため、英語読めなくてもなんとかなりますが)。

けど、実際にはそれらの英語の資料を読むことが重要ではなく、それを用いることの方が重要ではないかと思うのです。例えば、Gartnerは2011年のPC出荷台数予測を3.64億台とリフレッシュしましたが、1H'11のデータと過去数年のデータからもっと早く似たような数字は予想は出来ます。developerサイトの資料もAPIの説明だけで、それを面白い使い方までは記載されているわけではありません。それは英語が出来る・出来ないとは違うことです。

本書では、"目的と手段を混同するな"と"優先すること取り違えるな"と言っているように思えます。

櫻吉 清(さくらきち きよし)

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