« 2010年12月27日

2010年12月28日の投稿

2010年12月29日 »

PCの出荷台数がスマートフォンやメディアタブレットなどに抜かれる時代が来るでしょう(Gartner、2010年のPC出荷台数を3.52億台に下方修正~スマートフォンに抜かれのは2011年は確定?~)。必要十分な機能でより安価を持つ製品にシフトするのは当然です。

このため、PCの出荷台数はゆっくりと成長が鈍化するでしょう。もしかすると5億台前後で頭打ちになるのかも知れません(新興国の成長があるため、頭打ちはもっと後かも知れませんが)。

ですが、私はPC好き好きです。なので、PCがもっと売れてほしいと思っています(注:私はPC製造に関係するメーカに勤めているわけではありません。通信業界のSE?っぽいことをしています。)。なので、勝手にPC出荷台数を増えることを考えてみました。

PCがメディアタブレットやスマートフォンのメリットをサポートすることは実質できません。x86がARMにコストで勝てる日が来るのは相当将来になるか、来ないかのどちらかです。このためPCは、メディアタブレットやスマートフォンができないことに向かうべきです。

例えばですが、PCで最も良いところは多画面にできるところです。最近のPCはデュアルディスプレイができるものが多くなっています。これはノートPCやiMacでもそうなります。

また、AMDのGPUは1つのビデオカードで6画面まで構築できます(私のつい最近導入したビデオカードも4画面まで可)。さらに、サムソンから6画面組み立てディスプレイまで出荷されています。それを使ったレビューである"世界がサムスンを選ぶ理由 第3回 西川善司が6画面一体型マルチディスプレイを評価する!"が最も多画面のメリットをアピールしている記事だと思います。

6画面がやりすぎだと思いますが(2階建てはめんどう)、横に並べるトリプルディスプレイまでは設置場所さえあれば構築難易度はほとんどありません。さらに、よほど大型でなければディスプレイは価格は相当安くなっています(LGエレ、実売2万円前後でIPSパネル搭載の21.5型フルHD液晶「IPS226V」)。

マルチディスプレイを体験すると小さい画面での作業が如何に不効率かわかります(ただし、ディスプレイとの奥行きは考慮にいれないといけません)。

過去にデュアルディスプレイを前提にしたデスクトップPCやノートPCはありましたが、普及したとは言えません。価格などもあると思われますが、デザインもあったのではないでしょうか。

もし、Appleが多画面を前提とした製品をだしたらどうなるでしょうか。現在Appleの27インチディスプレイを販売していますが、実は27インチのiMacとは高さ(49.1cmと45.1 cm)の統一感がありません。例えば、以下のように統一感がある構成ができたらどうでしょう。

画像は勝手に加工して作ってみました(ドックが三つもあるなんておかしいだろうという突っ込みをいれたいと思いますが...そこまでの腕がありません)。右側に本体を配置したのは、光学ドライブの取り出しのためです。

トリプルディスプレイを前提とした統一感ある一体型のPCが販売されればどうでしょうか。27インチは現在のところ高すぎるためコストパフォーマンスが良いサイズを使った製品ならば10万円半ばで販売できるのではないかと思われます(そこまで安くできないか...)。

ついでに、シングルディスプレイからデュアルディスプレイに移行すると相当感動しますが、デュアルディスプレイからトリプルディスプレイに段階的に移行すると感動は薄れます。これは比率(2倍と1.5倍)の問題だと思われます。このため、段階的に移行させず一気にトリプルディスプレイを前提の製品を作るほうがインパクトが大きいと思われます。

最近、デスクトップPCは一体型が多くなってきました。これはデザインが良いところもあるのでしょう。ですが、一体型では外付けディスプレイをつなげると途端に本体との統一感が失われます。それを前提とした製品を出せばディスプレイも売れるのではないでしょうか。特にコンポリートしたいユーザはどこにでもいるのですから。

また、ノートPCも外付けディスプレイをつなげることができますが、統一感もなければ、キーボードと視点の問題があります。もし、ノートPCのディスプレイを使ったマルチディスプレイの製品が出たらどうでしょうか?それも取り外しできるのが(ThinkPad W701dsはでかすぎ)。例えば、以下のような画像の構成ができたらどうでしょうか。

そんの物理的にありえない!とも思えますが、そこは足をつけることで補強します。持ち運ぶときを前提にしなければいいのですから。

ライトな使い方をする場合は、PCはスマートフォンやメディアタブレットに勝てないでしょう。このため、それはもう切り捨てるしかないと思います。もっとPCでしかできないことをアピールしてはどうでしょうか。その一つが安くなったきたディスプレイとマルチディスプレイがしやすくなったGPUと組み合わせです。価格と技術的ハードが低くなっているのですから、デザイン次第で売れそうな製品が出ても良いと思うのですが...

キーワード検索

PC  Intel  AMD  Lenovo  Acer  東芝  HP  Dell  ASUS  シェア  出荷台数 

櫻吉 清(さくらきち きよし)

« 2010年12月27日

2010年12月28日の投稿

2010年12月29日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

櫻吉 清

櫻吉 清

IT業界ウオッチを趣味としている。知的好奇心の趣くままに何でもチャレンジして、とりあえず壁にぶつかってみる。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
kichi
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ