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10月、英国で開催されたSymbianのイベント「Symbian Exchange&Exposition(SEE)」で、展示が弱いな(展示されていたのは1機種のみ)とおもっていたら、Samsungが独自のスマートフォンOS「Bada」を展開すると発表した。これが、なにかのはじまり(おわり)のような気がしている。
Badaの詳細は12月に明らかになるが、携帯電話メーカー第2位のSamsungが独自にスマートフォンOSを持つということはSymbianにとって打撃だろう。Samsungはこれまで、Symbian、Windows Mobile、そしてAndroidを採用してきたが、今後はSymbianを捨てるという予想もあるようだ。
Nokiaも「Maemo」と2本柱になるなど、Symbianにとって逆風が続いている。SymbianにとってSamsungのBadaが痛いのは、Nokiaは北米でプレゼンスがなく、現在のスマートフォンを牽引している北米市場ではSamsungが頼みとなるからだ。SamsungがSymbianを採用しない(あるいは比率を減らす)となると、北米のSymbian搭載機のシェアはさらに減る。Symbian Foundationの執行ディレクター、Lee Williams氏は、「Symbianはアメリカではデートサービスと思われている」と冗談を飛ばしていたが、Symbianはいま北米を強化しておかなければシェアの減少を食い止められなくなるだろう。
SamsungのBadaを受け、Sony Ericsson、LGにも大きな変化が出てくるかもしれない。
10月後半、ロンドンでいくつかの取材をしたのだが、一番楽しかったのは「Ubuntu」のCanonicalだった。Canonicalの本社を訪問し、Canonicalの人たちとランチを共にした後、爽快という言葉がぴったりだった。そんな気分で書いた訪問記はこちら。
Symbianを辞めたDavid Wood氏をイベント会場で発見(写真)。Wood氏は、Symbianの前身となるPsion時代から開発にかかわってきた人物。Symbianイベントの前にSymbian Foundationを辞めることを発表していた。Wood氏が辞めたことはSymbianに大きな打撃といわれている。
「なぜSymbianを辞めたの?」と聞くと、「もう50代だからね。若い人に活躍してもらわないと」とWood氏。グリーン・環境分野の新技術などをみながら、モバイルに残るか新しいキャリアを切り開くかを決めるのだそう。「Visitor」のバッチが輝いて見えた。
Symbianではもう1つ。いつも広報で支えてもらった担当者(このブログに登場したこともあります)が、やはり直前に辞めていた。イベント2日目に顔を出していたが、現在はプライベートに専念しているそうで。転機を感じた。
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