欧州の視点:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 欧州の視点

あまり紹介されることのない欧州系ITニュースが読めるブログ

« 2007年4月4日

2007年4月5日の投稿

2007年4月16日 »

欧州連合(EU)の欧州委員会(EC)がAppleとレコード会社に対し、Appleのオンラインメディアサービス「iTunes」でみられる域内地域制限について異議声明を出した(ニュース記事はこちら)。

現在、フランスのiTunesを利用して楽曲を購入するには、フランスの金融機関が発行したクレジットカードが必要だ。ところがEU域内の1曲当たりの価格はというと、仏、独などのユーロ圏が0.99ユーロセント、英国が79ペンス、デンマークでは8デンマーククローネとなっており、これを単純に米ドル換算するとユーロ圏は1.32ドル、英国は1.56ドル、デンマークは1.43ドルとなる。この価格差については、iTunesが欧州に上陸したのと同じ年の2004年に英国の消費者団体が公に苦情を申し立て、その後EUが調査に当たってきた。EUでは価格のほか、楽曲ラインナップも地域により異なるとしている。

英BBCの報道によると、Appleは、欧州全体で同じサービスを提供したかったが、音楽パートナーの要求により制限を設けざるをえなかったとコメントしているようだ。

一口にEUといっても、税率も異なるし、平均賃金も異なる。ユーロを導入していない国もある。域内の価格差はiTunesに限ったことではない。フランスの私がスペインに行くと割安感を感じるし、デンマークの友人はフランスは安いという。物価は一般に北に行くほど高くなるが、陸続きではない英国に行くと、地下鉄からレストランまで高いと思う。当然所得が高いのだろうと思うのだが、3年ほど前に雑誌で見たときは、IT従事者に限っては、英国、ドイツ、フランスの3カ国の賃金にそれほど大きな差はなかった。ちなみに、マクドナルドやスターバックスは同じような価格設定にしていたと思うのだが、次に行く機会があるときに調べてみよう。

sueoka

« 2007年4月4日

2007年4月5日の投稿

2007年4月16日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

末岡 洋子

末岡 洋子

欧州在住、フリーランスのライター兼ジャーナリスト。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2012年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
eu
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ