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パリ市は市全域WiFi実装にあたり、仏Alcatel-Lucent、仏SFR(仏2番手オペレータ)の2社と契約した。この契約の下、Alcatel-LucentはWiFi網の統合・実装を担当し、SFRはネットワークの運行・監視・管理を担当する。
パリ市では、公園や図書館などで合計約400のアクセスポイントを設ける予定。このWiFi、2007年第3四半期に利用可能となるようで、利用は無料。以前、マクドナルドの話をしたが、さらに無料のWiFiが増えそうだ。
ところで、Alcatel-Lucentといえば、こちらでは別の話題の方が大きい。それは、同社が計画中の解雇だ。
Alcatel-Lucentが先日の第4四半期業績報告書発表の際、当初予定していた9000人に3500人を加え、合計で1万2500人の解雇計画を明らかにしたためだ。このうち、フランスでは1468人の解雇を予定しており、労組などが強く反発(3GSMでは、スペインのAlcatel-Lucent社員が会場前で抗議のプラカードを持って立っていた)。とうとう仏首相がAlacatel-Lucentの関係者と会い、解雇は希望者ベースで行い強制解雇は行わない、開発拠点は残す、などのことを約束させている。なお、同社のもう一つの拠点である米国での解雇については、人数や方法を明確にしていないようだ。
少し前、米国に勤務する米Motorolaの社員(出身はイスラエル)と世間話をしたことがあったが、米国では解雇はあまりにもあっさりと行われるらしい。とすると、欧州の従業員は保護されていて自分たちは保護されていないと思うAlacatel-Lucent社員もいそうだが。
Alcatel-Lucentでは、3月半ばに欧州のリストラ計画について説明を行う予定。
*写真は3GSMでスピーチを行ったAlcatel-LucentでCEOを務めるPatricia Russo氏。
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