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欧州連合(EU)の欧州委員会(EC)は2月1日、ICT分野の研究開発に今年12億ユーロを投資することを発表した。これは、EUが割く単年の研究開発予算としては過去最大の額という。
EUでは現在、第7次フレームワークプログラム(FP7)として各分野の研究開発を進めている。このFP7の期間は2007年~2013年。中でもICTは強化分野で、合計で総予算の約18%に相当する90億ユーロという最大の予算が割り当てられている。
今回の単年予算額は、FP7の対象プログラム募集に関するイベントで発表された。EUは「研究開発→競争力強化」というパターンをなんとか軌道に乗せようと必死になっており、官民協力などさまざまな形での研究開発活動を促進している。
なお、OECDが昨年末に発表した調査書によると、2006年、研究開発費が最大の国は米国(約3300億ドル)という。中国は約1360億ドルを費やした概算で、日本(約1300億ドル)を追い越し2位となった模様だ。
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