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1月24日、雪の舞うフランス・パリで開催されたモバイルTVのイベントに参加した。欧州で立ち上がりはじめたモバイルTVに関するカンファレンスだ。
ランチの席で、隣り合わせたのがDirk Kutscher氏(正確には博士)だ。私が日本のメディアに記事を書いている話をすると、「今日の午後、日本のワンセグに関するプレゼンをする」という。そういえば、前もって目を通していたカンファレンスアジェンダに、Mobile TV in Japanというセッション名を見かけたのを思い出した。でも、スピーカーの名前やタイトルにピンとこなかったので、忘れていたのだが、そうか。
Kutscher氏はドイツはブレーメンの在住。ブレーメン大学のりサーチャーで、横須賀にあるKDDIの研究所にいたことがあるという。そのときに日本がすっかり好きになったらしく、いまではブレーメンで日本語を勉強しているとか。日本食も大好きとのことだが、さすがに「納豆は?」と聞くとしばしの沈黙(わが家の冷凍庫(帰国時したら必ず持って帰る納豆が冷凍されている)を見せてあげたい)。今年の夏も日本に行く予定とのことで、旅行するならどこがいいかいろいろと考えているみたいだった。
ランチでお腹がいっぱいになった後、Kutscher氏のワンセグに関するプレゼンを聴講した。それによると、日本のモバイルTV(ワンセグ)は世界でも成功した例だそうだ。成功要因として、公共サービスという特性、3Gデータサービスが普及していること、ユーザーに分かりやすい料金体系などと分析していた。
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