« 2007年1月8日 | 2007年1月10日の投稿 |
2007年1月11日 » |
音楽再生機能はカメラの次の人気機能として、携帯電話メーカー各社が強化しているところだが、今年2007年は総出荷台数の約半数が音楽機能を搭載した携帯電話になる予測だという(今年の携帯電話予想台数は10億台)。この結果、スタンダロンのMP3プレイヤー市場は徐々に縮小に向かうことになりそうだ。どうやら、デジカメと同じパターンになりそうだ。
その一方で、携帯電話を使っての音楽の購入(ダウンロード)となると、まだまだ市場は形成期のよう。日本ではau(KDDI)のLismoなど、使いやすいサービスが出てきているようだが、欧米の多くのユーザーはPCの音楽を携帯電話に転送して聴くというパターンがほとんどという。MotorolaがCESでMOTOMUSICを発表しているが、メーカー、オペレータ、サービスプロバイダが独立しており、連携があまり上手ではない欧州ではどう推移するのか。レポートでは、Appleが音楽携帯電話市場に大きなインパクトを与えるだろうとまとめている(とうとう、iPhoneが出ましたねー)。
なお、フランスではMusicMeという音楽ダウンロードサービスが無制限ダウンロードサービスを開始している。PCのみの場合は月額9.95ユーロで、PCと携帯端末の場合は月額14.95ユーロ。どちらも、最初の1カ月目は1ユーロというキャンペーンを展開しているのだが、なんとなく裏がありそうで申し込む気になれずにいる。そういえば、携帯電話向け音楽ダウンロードサービスのさきがけMusiwaveもフランスのベンチャー企業だった(Openwaveに買収された)。フランスでは昨年、違法ダウンロードの取り締まりを強化した新しい著作権法(「DADVSI」)が施工されたが、音楽ダウンロードサービスの利用は進んでいるのかも。
« 2007年1月8日 | 2007年1月10日の投稿 |
2007年1月11日 » |