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以前、TLD(トップレベルドメイン)“.eu”に関するエントリを書きましたが、その後の経過を。
4月初めの一般登録では開始後最初の4時間で70万件の登録があるなど、それなりの人気となったようです。ところが、7月末に.euドメイン登録管理を行う非営利団体、EURidは、7万4000件のドメイン名を契約違反として使用停止しました。さらには、これらのドメイン取得に関わった400社のレジストラを契約違反として訴えるようです。
これらのレジストラは、顧客が実際に存在しないのに.euドメインを取得し、それに高値をつけて転売することが目的。やはりというべきか、、、
それを裏付けるかのように、ある調査が出されています。それによると、人口1000人あたりの“.eu”の取得数が、極端に高い国があるとのこと。たとえば、最多のマルタでは40件(人口1000人に対し、40数件の.euが取得されている)を超えており、ルクセンブルグでも25件を超えています。一方、マルタのgTLD(“.com”や“.org”など)の取得数は住民1000人当たり10件と、.euの4分の1以下。おそらく、人口比取得数が高いということは、その国を拠点としたレジストラが契約違反して取得している可能性があるといえそう。EURidが告訴している企業はキプロスが多かったようですが、キプロスは人口1000人当たり15件以上の.euドメインが登録されているようです。
一方、人口に対してgTLDドメインを多く取得している欧州の国は、ドイツ、デンマークがトップ。その後、英国が続いています。
EURidによると、現在アクティブな.euドメインは202万7697件とのこと。欧州連合(EU)のサイトも5月から.euで運営されています。
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