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先日、ベルギー・ゲントに住む友人から、地元のお祭りで携帯電話を投げるイベントがあったらしいと聞いた。
この友人はベルギー人ではない。ゲントは大好きだが、毎年7月に行われるこのフェスティバル(“Gentse Feesten”)だけは、「やかましいだけで、ビールしか飲まない。皆をアル中にするイベント」と嫌っている。だから当然、会期中フェスティバルが行われた街の中心部には近づいていないようで、この“ケータイ投げ”は見ていない。だが、たまたま彼の友人がこの“ケータイ投げ”イベントのオーガナイザーだったというので、メールで聞いてみたところ、本当に“ケータイ投げ”が行われたようだ。
この“ケータイ投げ”、正式には「Mobile Phone Throwing World Championships」という国際大会らしい。ゲントの会場には100名弱が参加し、思い思いのスタイルで携帯電話を投げたという。ここでチャンピオンに選ばれた人は、8月後半にフィンランドで開催される国際大会に、ベルギー代表として出場するのだそうだ。ベルギー大会の公式サイトはこちら(音声がちょっと蒸し暑いサイトです)。
携帯電話が何メートル投げられるのかなんて、想像もつかないが、昨年の第6回大会は世界記録が出たらしく(もっとも、毎年記録更新のようだが)、94.97メートル。チャンピオンはフィンランド人だったよう。こうなってくると、選手は日々、トレーニングに励んでケータイ投げの練習をし、もちろんケータイ投げで愛用する携帯電話があったりするんだろうか、と想像をたくましくしてしまう。この競技の詳しいルールはこちら。
この大会、今年で第7回目を迎えるようだが、そもそもどういう経緯でこんなコンテストが始まったのやら。。。世界にはいろいろなことを考える人がいるものです(ちなみに、フィンランド、携帯電話というとNokiaが浮かびますが、無関係のよう)。
私が一番気になるのは携帯電話。ベルギー大会では、リサイクルショップから借りた携帯電話を用意していたらしいが、自ら自分の携帯電話を投げる人も多かったようだ。オーガナイザーのTobiasさんは、「ストレス発散ってかんじで投げていたねえ」とコメント。参加者のケータイ投げの雄姿はこのブログサイトでどうぞ。昨年の国際大会の写真はここにあります。
Tobiasさんは、若者向けツーリストインフォーメーションUSE-ITを運営している。毎年Gentse Feestenでは、“オリジナルな企画を”と張り切っているようで、昨年は深夜に塔から人形を投げるイベントをやったとか。ベルギー・ゲントに行かれる方、ぜひチェックしてみてください。
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