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フランス国鉄SNCFが携帯電話経由でチケットを購入できる「Tikefone」サービスのテスト運行を開始した。
利用者は、インターネットを利用できるWAPをサポートした携帯電話を利用して、tikefon.comのモバイルサイトにアクセスし利用区間などを選択、クレジットカードで支払う。SNCFよりSMS(テキストメッセージング)で確認が通知され、その後MMS(マルチメディアメッセージングサービス)にてeチケットが送られてくる。チケットの有効期限は購入日終日。転送できないよう、安全対策も施されているという。利用そのものは無料。もちろん、チケットおよび通信費が必要となる。
SNCFは同サービスの試験運用を7月20日~23日、ブルターニュ地方で開催された音楽イベント「Le Festival des Vieilles Charrues」にて、会場までの路線に限定して行った模様。次は8月11日~13日に同じくブルターニュ地方で行われる音楽イベント「La route du Rock」で行う。その後は、地域を拡大し、ノルマンディ地方で行われる9月の凧のイベント「Le Festival International de Cerf-Volant de Dieppe」などのイベント時に提供するようだ。
SNCFによると、このシステムの開発期間は6ヶ月。WAP対応携帯電話の所有率は全ユーザーの30%と見積もっており、同サービスも区間・路線をじょじょに拡大しながら、ゆるやかに離陸させる意向のようだ。
携帯電話を利用したチケッティングは、フィンランド・ヘルシンキで、同市を走るトラムがSMSによるチケッティングサービスを提供しているのを見た。日本のモバイルSuicaに近い例としては、NFCを利用したドイツ・フランクフルト近郊のサービス(くわしくはこちら)がある。
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