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先週のシンガポール出張、往路・復路ともに、フライトにトラブルがあった。今回、旅行代理店のWebサイトでチケットを購入、パリーロンドンーシンガポールの経由便での往復となるはずだった。往路はロンドンーシンガポールで離陸が1時間半ほど遅れる。理由は、搭乗客が装着していた医療機器だったらしく、この乗客は降りることにしたが、次は預けた荷物がどのコンテナに入っているのか探しあて、降ろすという作業が待っており、1時間半の遅れとなった(だが、シンガポール到着時間はほぼ予定通りだった)。
復路はオーバーブッキング。11人がオーバーしていたらしく、他社のパリ直行便をとってくれるというので、私は喜んで名乗り出て、さっさとパリ行きに乗った。
往路復路ともに航空会社が違ったが、機材はBoeingだった。と一方、手にした新聞は、どれもが一斉にAirbusのA380の遅れを報じている。うーん。しかも親会社のEADSではインサイダー取引疑惑まで生じているとか、、、航空業界のことはまったくの専門外だが、なんだか、政治面でも経済面でも、いまいち波に乗れない欧州を具現しているような話に見える。
この遅れによる損失額もものすごいというから、欧州経済にとっては痛い知らせだ。
この間参加したSAPPHIREでは、Airbusが事例として紹介され、SAP利用により、A380の部品調達やSCMを効率化したと聞いた。SAPは今回の遅れとは関係ないだろうが、今後しばらくこの事例は使いにくいだろうなあ。SAPといえば、英国の大手チョコレートメーカーCadburyがSAP導入で不具合が生じ、チョコレートを過剰生産してしまったらしい。最新のニュースでは、同社はサルモネラ菌混入の可能性があるとしてチョコレートをリコールするらしいです。明日ロンドンに行くのですが、Cadburyのチョコレートは食べられないなあ(ナッツとレーズンが入りが大好物で、フランスでは高いのでロンドンに行くと良く買います。A380よりチョコレートの方が日常生活に関係ありますよね)。
それもこれも、本格的に盛り上がってきたワールドカップ人気で、どうもインパクトが薄いよう。わが家のアパートでも、上の階の人が連日大きなボリュームで観戦しているので、熱気はいやというほど伝わってくる。
*写真は、ロンドン・ヒースロー空港のターミナルでワールドカップ中継に見入る旅行者たち。
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