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2006年6月2日の投稿

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昨日まで、パリでSAPが開催したSAPPHIREに出席しました。今年の基調講演には、会長兼CEOのヘニング・カガーマン氏、SAPの第二の顔、シャイ・アガシ氏などが連日登場し、SAPのビジョンを語りました。レポートはこちらでどうぞ。

30052006_008ドイツに本拠地を持つSAPにとって、欧州はホームグラウンド。EMEA地区における同社の業務アプリケーションのシェアは36.3%とのことです(参考までに、Oracleは8.6%、Microsoftは6.4%とSAP)。そう聞くとなるほど。このSAPPHIRE Paris、私が欧州で経験した中では、1社が開催するプライベートイベントとしては最大の規模でした。

展示スペース、来場者数などの数字はさておき、SAPPHIRE Parisで感じたのは高級感。入るとすぐにEMEA地区各国別のラウンジがあり、SAPスタッフ、パートナー、顧客が顔見知りと会える場所となっていました。欧州と一口に言っても、言語も文化もさまざま。おしゃべりが非常に重要な国の人にとっては特に、自国語で立ち話できる場所があるというのは、重要なポイントだと思います。そのほか、会場は展示やデモスペースをゆったりととったレイアウトで、ソファ、椅子、テーブルがあちこちにあります。

31052006_052_s食いしん坊の私が、高級感を最も強く感じたのは食事。テーマ別スペースではお昼の休憩なしにセミナーがあり、空いた時間に各自が食事をすることになります。そのため、11時ごろから15時ごろまで食事が食べられたのですが、こんなに必要ないだろうと思うほど広いケータリングのスペースが、会場に数箇所ありました。セルフサービスですが、温かい料理は給仕がよそってくれます。プレスルームはサンドイッチだけだったので、会場で食事をしてきたというプレスもおり(私もその1人)、おいしいと評判でした。

31052006_054_1また、会場のあちこちに、ソフトドリンクの入った冷蔵庫があり、コーヒーや紅茶のマシンも設置されていました。おそらく、私がイベント中感じた“グレードの高さ”は、(食べ物がおいしかっただけでなく)このように細かなケアが行き届いていたためだと思われます。ただ、スペースが広い=移動が大変、ともいえ、セミナーの場所を間違えると大変なことに。でも、それも計算済みなのか、あちこちにインフォメーションデスクがあり、てきぱきと明確な指示をくれました。いやはや。

食べ物の話をもう一つすると、Cap Geminiのブースでは、チョコレート職人も登場。チョコレートでエッフェル塔を作っていました。高さ60cmほどのエッフェル塔を作成するのに要する時間はなんと15時間。システムと同じで、やはり設計からはじめます。ドライアイスのスプレーをシューっとしながら、部品を重ねるシンディさん、SAPPHIRE Orlandoにも登場したというので、東京でもやってくれるかも?

30052006_081_s 31052006_068_s
エッフェル塔を作るシンディさんは、
米メリーランド在住のパティシエ。
笑顔ながら、手は動きを休めない。さすがはプロ。
チョコレート製エッフェル塔が完成!
sueoka

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末岡 洋子

末岡 洋子

欧州在住、フリーランスのライター兼ジャーナリスト。

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