海外速報部ログ:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 海外速報部ログ

海外記事、ブログ、記事にならない情報について、ITmedia エンタープライズ海外記事担当から一言

« 2007年9月26日

2007年9月27日の投稿

2007年9月28日 »

 著作権の延長問題について激論が交わされていますが、Ars Technicaでマーク・トゥエインと著作権について書いた記事を見つけました。おもしろかったのでかいつまんで紹介します。

 当時、米国の著作権の有効期間は42年。トゥエインは自分の作品の著作権が期限切れになって子供に収益が渡る方法がなくなるのが嫌で、期限切れの直前に作品に加筆して新しい作品を作っていたそうです。オリジナル版は著作権が切れても、著作権で保護された加筆版はオリジナルより売れるだろうと考えたわけです。

 とは言え彼も恒久的な著作権保護を望んだわけではなく、子供にお金が渡ればいいという考えで、「孫は自力で食っていけ」というようなことを一度ならず言っていたとか。

 トゥエインがなぜ著作権の期限切れを避けようとしていたのかというと、それは出版社を信用していなかったからのようです。彼は出版社を「海賊」と呼んでいました。作家のものを持って行って利益を得るから、だとか。出版社がパブリックドメインになった作品を、作家(あるいはその遺族)にお金を払わずに利用することを警戒していたということです。

 最近の議論では、「パブリックドメインになれば、出版元がもうからない」「改変やパロディー化は作品への侮辱」という意見も見られ、出版社よりも読者の方が警戒されているように感じます。トゥエインが生きていたらなんて言うだろうか、とふと思いました。

 以上、広瀬でした。

関連リンク
特集:白熱する議論、著作権保護期間は延長すべきか

hiro

« 2007年9月26日

2007年9月27日の投稿

2007年9月28日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

ITmedia海外速報部

ITmedia海外速報部

ITmedia エンタープライズ海外記事担当のsatoを通り過ぎていった海外情報の中からピックアップしてお送りします。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
burstlog
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ